ホエールウォッチングのポイント

世界と日本のホエールウォッチング

日本や世界のあちこちでホエールウォッチングを楽しんでいる沖本です。

本職は山のガイドなんですが、いろいろな自然を案内しているうちに、日本は北海道から沖縄、世界では北極から南極までホエールウォッチングを楽しむチャンスに恵まれました。

私はクジラの専門家ではないですが、ホエールウォッチング経験は豊富です。

本サイトはネットで情報を引っ張って、まとめたサイトと違います。
実際に私が訪れたエリア&撮影した写真を経験に基づき紹介しています。

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ホエールウォッチングの楽しみ方

ホエールウォッチングとはクジラやイルカを船から見ることですが、エリアや時期で見られる種類が異なります。乗船時間や船の形状も。

見たいクジラによって、いつどこの海に行くかが決まります。

イルカとクジラの違い

よく聞かれる、質問です。

違いは大きさです。

3〜4m以上になるとクジラ扱いになるとか。

ハナゴンドウなんて、一見イルカだし
シロイルカ(ベルーガ)はサイズ的にクジラだし

結構適当に決まっているようですね(^^)
北極のベルーガ

ヒゲクジラとハクジラ

クジラには歯のあるクジラと、歯がなくヒゲのあるクジラに分けられます。

大型のクジラは、100%ヒゲクジラです。
歯の代わりに髭を使い、小魚やプランクトンを海水ごと飲み込み濾し取ります。魚を追いかけて捕食するより、効率がいいのでしょうね。

ハクジラはイルカやマッコウクジラなど
口を開けると歯が見えますね!

因みにヒゲクジラの鼻の穴は2つ、ハクジラは1つです。
ザトウクジラはヒゲクジラ、ハナゴンドウはハクジラということがわかりますね!ザトウクジラの鼻の穴

ハナゴンドウの鼻の穴

ホエールウォッチングのクジラ

おすすめは絶対に、ザトウクジラです!!
間違いないです(*^_^*)

初心者はザトウクジラを目指しましょう!

ザトウクジラをすすめる3つの理由

数が多く見やすい
折角ホエールウォッチングに行ったのに、発見できなかったら残念です。。。
観察できる確率が高い種類を選ぶのが重要です。

潜水時間が比較的短い
クジラは潜水します。その時間や深さは種類によって異なります。
ハクジラの方が潜水時間は長く、ヒゲクジラの方が短くなります。
潜水している時間は当然観察できませんので。

動きが派手
最初は見えるだけで嬉しいものなのですが、人というものはドンドン贅沢になります。
もっと近く、もっと激しい動きを期待するようになります!
そういった欲望を満たしてくれる、派手な動きをしてくれるのがザトウクジラです。

ザトウクジラの動き

ブロウ

呼吸のために、水面に浮上した時に吐く息。
白い霧状で3mから5m程吹き上がります。このブロウを、浮上時に数回程繰り返し、潜降していきます。クジラのブロウをかぶると、獣の臭がします(^^;)

フルークアップダイブ

水面に浮上してきてブロウを数回繰り返し、海中に潜り始めます。この時、尾びれを高々と水面上に上げて潜っていくことを指します。尾びれの裏の白色の模様は個体差があるので、個体識別に利用されます。
ザトウクジラのフルークアップダイブ

ペックスラップ

胸ビレ(ペック)を水面上に出し、水面を叩く行為
ザトウクジラのペックスラップ

テールスラップ

海面上に高く持ち上げた尾びれ(テール)を振り下ろして海面を叩きます。
ザトウクジラのテールスラップ

ヘッドスラップ

体の上半身を水面上に跳び上がるように出し、そのまま前方に水面に叩きつけます。
ザトウクジラのヘッドスラップ

スパイホップ

顔をにゅっと水面上に出し、辺りを見まわしているかのような行動です。
ザトウクジラのスパイホップ

ブリーチ

水面上にジャンプしてくる大迫力の行動。これが一番見たい!

マッコウクジラ

マッコウクジラは深海まで潜り、イカなどを捕食することで知られています。
典型的なハクジラです。

深き潜ることが多いので、一度の潜水時間が長くなります。一度のウォッチングで数回しか観察のチャンスがないことも。

その代わり、浮上したら暫く休みます。船の近くで浮上を確認できれば、ゆっくり観察できます。でも、遠いとクジラに船が近づく頃には。。。

一度尾びれを上げて潜ると、また暫く潜水です。
マッコウクジラ

ホッキョククジラ

セミクジラに仲間です。かつて捕鯨で乱獲されて激減しました。日本での観察は稀です。
北極圏で見ることができました。

ハナゴンドウ

実際はニタリクジラを紹介したいのですが、確率が低くて。。。
そしていい写真もなく。。

クジラとイルカとの中間的なサイズになります。
イルカとあまり変わらないと言えばそうかも。
ハナゴンドウ

シャチ

英語じゃあキラーホエールって呼ばれます。一回見つかれば深い潜水も少ないし、家族で行動するのでたっぷり観察できます!

イルカじゃないし、クジラでもないしっていうイメージです。
シャチ

ベルーガ(シロイルカ)

バブルリングを作ったりする、水族館の人気者です。
北極のベルーガ

おすすめのホエールウォッチングポイント

ザトウクジラは子育てに温かい海へやって来ます。北の海が厳しい、12月〜3月が日本の海にやって来る時期です。両方共に陸からクジラを探してくれます!

おすすめはザトウクジラをほぼ確実に観察できる小笠原と座間味になるかと思います。どちらも山からクジラを探してくれるので、確実で無駄な時間がありません。

北海道の羅臼ではマッコウクジラ、高知の黒潮町(大方)ではニタリクジラを探してくれます。

小笠原ホエールウォッチング

イルカも多く、一緒に泳げる
小笠原のメリットはホエールウォッチングの最中に、イルカが来たら、一緒に泳がせてくれます(*^_^*) 最高です!
クジラの時はダメですけどね。。。小笠原のバンドウイルカ

船便のみなので時間がかかり、スケジュールも限定される
デメリットは小笠原まで船しかなく、時間とお金が必要になります。
ぶっちゃけ、海外旅行並みです。最短で6日間。

座間味島ホエールウォッチング

安く・近く・短い期間で行ける!

座間味島は沖縄の那覇から近いので、航空券も安くて小笠原より行きやすいです。
ザトウクジラは座間味も小笠原も同じように観察できます。本州からでも1泊2日で楽しむことができます。

出発前の事前説明がきちんとしてる
小笠原はそのまんま船に乗ってすぐにクジラを探しに行きますが、座間味はきちんと事前に説明してくれます。これってホエールウォッチングを楽しむために結構重要だと思っています。

羅臼ホエールウォッチング

マッコウクジラやシャチを探してくれる
ザトウクジラよりも見ることが難しい、マッコウクジラを探してくれます。
ザトウクジラより動きが地味ですので、初心者向きではないかもしれません

シャチを見ることもできます!
安定してシャチを見られる場所は日本ではここだけ
根室海峡のシャチ

黒潮町(大方)ホエールウォッチング

ニタリクジラとハナゴンドウを探してくれる
珍しいニタリクジラを探してくれます。が、これまでのウォッチングの中で最も確率が低く、まともな写真が撮れていません。。。 私の地元なので頑張って欲しいのですが。
ハナゴンドウはかなりの確率で見ることができます。
出発前の説明はいいのですよ。

大方ホエールウォッチング協会

黄色の丸の中にニタリクジラが。。

土佐湾のハナゴンドウ

高知でホエールウォッチングとカツオのタタキ
黒潮町の沖でニタリクジラ&ハナゴンドウのホエールウォッチング。 ホエールウォッチングのシーズンインしたばかり。カツオの藁焼きタタキも自分たちで作りました。

南極のホエールウォッチング

時間もお金も桁違いにかかりますが、南極のホエールウォッチングは素晴らしかった。
日本でのホエールウォッチングと違います!!

圧倒的な数と、近さ、ウォッチング時間など、満足できます(*^_^*)
南極のホエールウォッチング

そして、断食している日本の海と違い、エサをいっぱい食べて太っています。
迫力も凄い!

南極の生き物・動物 クジラ
南極のクジラは餌をたっぷり食べているので、まるまると太っています。近くでたっぷりと観察することもできるし、満足すること間違いなし。

北極のホエールウォッチング

こちらは南極よりも更に高額になりますが。。。
印象に残っているのがシロイルカ(ベルーガ)のウォッチング。夏になると、河口の浅瀬にやって来て、砂利などで古い皮を擦り取ります。北極のベルーガ

そして、時にホッキョクグマの獲物になります。ホエールウォッチングというよりはホッキョクグマウォッチングのついでなのですが。
ベルーガを食べるホッキョクグマ

色々なホエールウォッチングの楽しみ方があるので、参考になれば嬉しいです。

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