カラビナの選び方と種類

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登山用品店に行けば、いっぱい並んであるカラビナ。

クライミングをしなければ、特に必要なわけでもないし、自分の登山には必要ないと思っている方もいると思います。

しかし、何枚かは持っておいて欲しい装備です。

クライミングをしなくても、持っておいて損はありませんよ!

カラビナの使い方

カラビナはロープやスリングを通したり、ギアをかけたりと少し危険な山には必須の道具。

危ない山に登らなくても、セルフレスキューには必要です。
けが人を引き上げたり、ツェルトを張ったり

カラビナの種類

私が使っているのは以下の3種類
他にも色々な形状のものがありますが、このあたりが基本です。

HMS型 

複数は要らないので、1つだけでいいから持っていて欲しいカラビナ。
上下で幅が大きく異なり、ハーネスなどに直接取り付けて使います。ゲートが大きく開き、ロープを出し入れしやすく、ATCなどのビレイ器との相性もいいです。

オフセットD型 

衝撃に強く、強度を高めて軽量化しやすいので、カラビナの主流になっています。
カラビナの縦のゲートじゃない側を「スパイン(脊柱)」と呼びますが、ロープを掛けた力点がスパインに近いのがポイント

オーバル型

カラビナの初期の形状です。
幅の広いスリングやプーリーを使う場合には、オフセットDより相性よし。
力点がオフセットDよりややゲート側に離れています。

他にも種類がありますが、このくらい知っていれば十分ですよ!

カラビナのロック

種類の他にも覚えたいことがあります。
それは、ロックのことです。

万が一、カラビナのゲートが開いて、ロープやスリングが抜けると大惨事になります。
それを防ぐためのロックがついているカラビナがあります。

左から スクリューロック・ツイストロック・その他

スクリューロック

安全環をネジのように回して、上下に動かしロックします。
ロックを忘れなければ、最も安全で確実です。

ツイストロック(オートロック)

ゲートを閉じると自動でロックが掛かるので、オートロックとも呼ばれますが、
私は使いにくいので、あまり好きではありません。心配症な方はどうぞ(^^)

その他(名前知りません…)

ゲートを閉じた後、金属のカバーを回してロックできます。
操作性もイマイチ、強度もスクリューより劣る気がしますね。

カラビナの強度と安全基準表示

UIAAというのは国際山岳連盟の安全基準を満たしている、ということです。
CEがヨーロッパ基準を満たしているというもの。カラビナだけではなく、ザイルやスリングにも表示があります。これらのマークの入った物を購入しましょう。

UIAA CE0333 kN↔20 ↕7 オープンゲートマーク7 と以下の写真から読み取れます
国際山岳連盟・ヨーロッパ基準番号 矢印の向きの強度↔20キロニュートン(約2トン)
矢印の向きの強度↕7キロニュートン(約0.7トン)
ゲートが空いた状態での強度 7キロニュートン(約0.7トン)

矢印の向きの強度↔25キロニュートン(約2.5トン)
矢印の向きの強度↕10キロニュートン(約1トン)
ゲートが空いた状態での強度 6キロニュートン(約0.6トン)

このことから、きちんとロックをして使えば、下のHMS型の方が強度はあるが、ゲートが開いてしまうと、上のオレンジのオフセット型の方が強度があるとわかりますね。

私のカラビナの一部を左から強度のある順に並べてみました。

因みに、これ以上強度を上げても意味が無いそうです。というのも、カラビナが壊れる前に人間が壊れてしまう(死んじゃう)とか。約12キロニュートンあたりらしいです。支点に使うなら倍の荷重がかかるので約24キロニュートンが必要になります。支点として使うならそれ以上の強度のものを、それ以外なら基本的に安全基準を通過し販売しているカラビナなら、どれも問題ないということになります。それなら、軽いものがいいな〜。

絶対に使ってはいけないカラビナ

以下のようなカラビナは絶対に荷重がかかるような状態で使ってはいけません!
キーホルダー用途のカラビナやノーブランドで検査を受けていないカラビナ。
見た目は似ていますが、強度は全く異なります。間違えて使うと命に関わります。

また不用意にザックに装着していて、万一の時にレスキューなどでそれが使われると。。。
ああ怖い。

私は紛らわしい大型のカラビナのキーホルダー等は身につけないことにしています。

購入にあたって

ロッククライミングなどをしない、通常の登山のサポート用途であれば、どれを買ってもいいでしょう(^^) 先を考えると、できればHMS型は一つ欲しいかな。 命が関わるクライミング用品は、ノーブランドのものを買わないこと!命に関わりますよ。

カラビナの寿命

約10年が目安。古いカラビナは、重要なポイントでは使ってはいけません。
ザックにカラビナでマグカップを固定するとかなら全然OKです。でも、上記で間違えやすいキーホルダーの大型カラビナは使わないと書いているので、クライミングをしている方は、山には持っていかない方がいいような気がします。私たちは非常時に道具を融通する可能性があります。その時に、このカラビナはOK、これはダメなんていうことできないですからね。非常時に安心して使える物だけを持ち歩くようにします。定期的に装備は更新しましょう!

カラビナを手に入れたら、次はスリング!
カラビナだけでやれることは限られます。

ガチのクライミングをしたい方は、ネットじゃなく山岳会やガイド講習会などで学んで下さい。これは、通常の登山でのサポートとして、カラビナを使う前提の記事ですよ。

以下の4種類くらい持っていれば十分です!

20代から80代まで幅広い顧客に、登山やアウトドアスポーツを案内。日本百名山はもちろん、海外経験も50ヵ国、130回を越える。地理学を専攻していたので、地図や自然にも詳しい。登山専門旅行会社の元大阪支店長。山のガイドだけではなく、登山旅行のプランニングも得意。最近は離島案内、カヤック、サイクリングなどのアウトドア遊びの依頼が急増中。
詳しいプロフィール

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