モンベルのリゾッタを全種類食べてみた

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登山&アウトドアガイドの沖本です!

山やアウトドアの食事は何を選んでいますか?

私の場合は美味しいものを食べたい時と、軽量化して簡単に終わらせたい時に合わせてチョイスします。
要するに、食事が楽しみな時とカロリーを摂る時の手段として食べる時です。

手間がいらないアウトドアの食品として、アルファ米やフリーズドライ米があげられます。
これまで色々な食品を試してきましたが、簡単にすぐに食べたい時は、モンベルのリゾッタがおすすめです。

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モンベルのリゾッタを食べてわかったこと

味は全8種類。フリーズドライ製法で作られた、味付きのご飯です。「ガーリック」「カレー」「コーン」「五目」「梅しそ」「ガパオ」「ベーコントマトクリーム」「サーモンチーズ」とバリエーション豊富です。どんな特徴があるのでしょうか?

アルファ米とフリーズドライ米の違い

従来メインであった山のごはんはアルファ米です。アルファ米は炊いた米を熱風等で急速乾燥させます。お米はアルファ(糊化)のまま乾燥します。これが従来にあった尾西食品などの山のご飯です。

一方、モンベルのリゾッタはフリーズドライ米。炊いたご飯を急速冷凍した後に、真空に近い釜に入れて、凍った水分を飛ばして乾燥させます。そうすることで、細かい穴が空き(高野豆腐のイメージ)水分がしみこみやすくなります。短時間での調理が可能です。

しかし、食感はアルファ米の方が米のモチモチ感や粘りを再現できるので優れています。

リゾッタの短い調理時間

アウトドア用の食品としては、モンベルは後発になります。

新たに発売するには、従来とは違う何かが必要です。そこでモンベルはフリーズドライを選択して圧倒的に調理時間の短い商品を販売してきました。実際はモンベルが開発というよりはフリーズドライ米の開発に定評があった永谷園が生産して、モンベルが販売という形になっています。

調理時間はなんと3分!!! お湯を入れて3分待つだけで調理が完了します。カップラーメンと同等の簡単さです。
これはライバル社の尾西食品はアルファ米で調理時間が15分前後であったことを考えれば、圧倒的な時短に成功です。

リゾッタの簡単な準備と片づけ

調理はパッケージから脱酸素剤を取り出し、パッケージに、熱湯をを注いで混ぜるだけです。パッケージがそのまま器になるので、食事用のコッヘルの持参も不要です。もちろん食後の器の清掃も不要。登山での大幅な軽量化に成功です! お湯がなく水しか用意できない時は、水での調理も可能です。そして、水でも5分で調理完了!はや! 味は悪(笑) でもカロリーは摂れます。

パッケージにスプーンは入っていませんので、準備が必要です。

リゾッタのお味は

うん、まぁ。といったところでしょうか(笑) リゾッタという名前がねっとりしたリゾットを想像させるように、どの種類も全体的にべちゃっとしています。お米のもちもち食感は感じません。アルファ米のような感じ&味にはならないので、このネーミングに逃げている気もしたり。。。現時点でのフリーズドライの限界かな?

簡単な調理を優先するか、スピードを優先するか、コストを優先するか、味を優先するかということです。リゾッタの場合は簡単な調理&スピード両方で優位です。そんなに完璧な食品はないですからね〜。

後で、どの味が美味しかったかランキングを出してみます。

本気の登山では足りない量&カロリー

一般的な登山で必要な摂取カロリーは男性3500kcal、女性3000kcalとも言われます。でも、リゾッタのカロリーは314〜339kcal程度です。ライバル社の尾西食品の製品と比べると1割以上低カロリーというか、量が不足かな。

特にガパオライスは314kcalと少なめ

リゾッタ全10種類ランキング

この記事を書くに当たり、全種類べてみました(笑) あくまで、私の独断と偏見なのですが、価格は正直!基本的に高いほうが美味しい!

2021年に追加になった2種類

1位 ベーコントマトクリーム リゾッタ

価格¥475【内容量】80g 【できあがり量】お茶わん大盛り1杯分 【カロリー】317kcal
モンベルによると、トマトクリームをベースにした、クリーミーな味わいらしいです。

これでメインになります。トマトとベーコンがいい感じで絡みます。リゾッタでは圧倒的にこれ!

この写真を娘に撮らせてもらうのに、モデル料で1枚500円必要でした。。。 モンベルは記事を書いてもアマゾン等で販売していないので、アフェリエイトが張れません。赤字や〜(笑)

2位 サーモンチーズ リゾッタ

価格¥475+税【内容量】80g 【できあがり量】お茶わん大盛り1杯分 【カロリー】325kcal
モンベルによると、チーズをベースにした、濃厚な味わいのリッチタイプとか。

普通に美味しいです。もう少しチーズ感と塩分があってもいいかと思いますが。

3位 カレー リゾッタ

価格¥421【内容量】85g 【できあがり量】お茶わん大盛り1杯分 【カロリー】338kcal
モンベルによると、スパイスの風味が豊かなカレー味とか。

まぁまぁ美味しいのですが、ぶっちゃけスパイスはあまり香らず、あっさりしています。

4位以下のリゾッタ

4位 ガパオ リゾッタ 価格¥421【内容量】80g 【できあがり量】お茶わん大盛り1杯分【カロリー314kcal】
モンベルによると、ナチュラルダイニングカフェ「ハーベステラス」監修の本格的なエスニック風味です。タイ料理で人気のガパオライスの味わいが楽しめますとか。314kcalって表示を見ると、量が足りない感じがしちゃいます。まぁこんなものかなという味。パッケージの目玉焼きはもちろん入っていませんが、ちょっとやりすぎじゃない??

5位 デミグラスリゾッタ 価格¥475【内容量】80g 【できあがり量】お茶わん大盛り1杯分【カロリー316kcal】
モンベルによると、とろける旨味が広がるリッチタイプのデミグラスソース。シチューをご飯にかけたようなイメージといったところでしょうか。ちょっと値段の高いリゾッタにしては物足りない感。

6位 ビビンバリゾッタ 価格¥475【内容量】85g 【できあがり量】お茶わん大盛り1杯分 【カロリー322kcal】
モンベルによると、じんわり旨さと辛さが広がるリッチタイプのビビンバ。正直、辛さは全く感じません。どこがリッチなのかもわかりません。でも、ビビンバは嫌いじゃないので!パッケージのコチュジャンは入っていません。入れといてほしかった。。。

7位 ガーリックリゾッタ 価格¥421【内容量】85g 【できあがり量】お茶わん大盛り1杯分 【カロリー337kcal】
モンベルによると、食欲をそそるガーリック風味とか。7位以下からは、これだけ食べるには物足りない味付けかなと思います。他にスープなどが欲しくなります。

8位 五目リゾッタ 価格¥421【内容量】85g 【できあがり量】お茶わん大盛り1杯分 【カロリー334kcal】
モンベルによると、素材の風味豊かな五目ごはんとか。尾西食品の五目ご飯に比べると食感も味も全然ダメ。

9位 コーン リゾッタ 価格¥421【内容量】85g 【できあがり量】お茶わん大盛り1杯分 【カロリー336kcal】
モンベルによると、まろやかな口当たりのコーン入りとか。どこにこの味の需要があるのか??メインにはなれないし、スープとも合わせにくい。味も弱いので疲れた後の塩分も不十分??

10位 梅しそリゾッタ 価格¥421【内容量】85g 【できあがり量】お茶わん大盛り1杯分 【カロリー339kcal】
モンベルによると、さっぱりとした味わいの梅しそ味とか。単品ではかなり微妙です。でも朝ごはんで味噌汁とかと合わせるならありかと思います。フリーズドライがアルファ米の食感に近づけない限界を感じます。

リゾッタを山やアウトドアで食べるには

汁物を1品増やす

リゾッタだけだと、どうしても量と味で満足するのは無理かと思います。そこで1品増やすようにしています。
私がリゾッタを持っていく時は、食事に手間を掛けたくない時。だから、増やす汁物も簡単調理なものを持参します。

写真は、2019年の8月に知床岬まで歩いた時の食料の一部。朝食3、昼2,夕3回分を持参しています。夕食はリゾッタ+カップヌードルのリフィルにします。カップヌードルは約400kcalあるので、一回の食事のカロリーとしてはOK。朝食はリゾッタ+味噌汁。昼食はリゾッタのみでした。もちろん行動食は別に持参しています。

最もおすすめするリゾッタの食べ方

ここまで読んだ方は、リゾッタはやや量が少なくて味もあっさりしでやや物足りない感があると想像できると思います。
ということで、リゾッタの特徴である3分で食べられるという特徴が発揮できるのは、夕食ではなく昼食。

サーモスにお湯を入れて運び、注いで3分で食べられます。行動中に温かいごはん!!これはものすごいメリットですよ!

リゾッタの足りない満足感は、お酒とつまみで補う作戦をしたこともあります(笑)

ネタ的に全種類食べてみましたが、味は尾西食品の方が上ですね!
リゾッタと尾西食品が同時に食べられる状態で並んでたら、尾西食品の方を選ぶでしょう。

リゾッタのベストな食べ方は、昼食とかで15分待てない時かな。 1日3食もリゾッタにする必要はないですからね。

リゾッタ|モンベル

話はちょっと逸れますが、フリーズドライ系で最も美味しいと思うのは「アマノフーズ」です。
アルファ米の白米にアマノのカレーを2種類あいがけしたのが最強です!
美味しく食べるなら、ご飯はアルファ米、おかずはフリーズドライに決まり!

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