雪山で大きなイグルーを作ろうとして失敗した話(笑)

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ちょっと恥ずかしい話を。。。

先日の登山で、大きなイグルーを作ろうとして、失敗しちゃいました(汗) もちろんテントは持っていっていたので、完全に失敗しても安全に宿泊できたのですが。

何事も調子に乗りすぎると良くないという話。※これはガイドではなくてプライベートでの遊びです。

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イグルーって何?

英語ではスノードームっていいます。雪を切り出してブロック状にして作る、ドーム型の住居のことです。何回も作らないと、上手にはできません。

雪山の技術でいえば、緊急時に作るもののイメージ。それも雪洞を掘れないような状況で。ということで、これまでも作った事はありましたが、緊急用の小さいイグルーのみでした。

雪山で宴会用のイグルーを作るって、自分は聞いたことないなぁ(笑)

 

巨大イグルーを作ってみた!

1月の中旬、鳥取県と兵庫県の県境にある氷ノ山でイグルーを作ってみました。当初の予定は大きな雪洞を堀り、宿泊する予定でした。しかし、雪の量がかなり少なく、雪洞は断念。。。 これまで作ったことのない、大きなイグルーを作ろうと閃きました(笑)

氷ノ山登山の目的は、ストイックな登山じゃなくて、雪山での鍋宴会だったからです。

イグルーの作り方

  • プロープを使い、円を書きサイズを決定。
  • イグルー内部になる場所の雪を掘り下げます
  • 雪をブロック状に切り出します
  • 切り出した雪を積み重ねてドーム状に
  • 出入り口を掘り下げます

写真は2018年2月 然別湖でお客さんが宿泊したイグルー さすがプロの仕事!

イグルー作りの失敗振り返り

では、どこで失敗して、どうやってリカバリーしたのでしょうか?

  • プロープを使い、円を書きサイズを決定 ← 調子に乗って大きな円を書いちゃった!

たった4人のイグルーにしては大きすぎます! オーバースペック(笑)

 

  • イグルー内部になる場所の雪を掘り下げます ← 勢いよく掘り下げすぎた!

小さなイグルーを作る時なら問題ないのですが、大きなイグルーを作る場合はやっちゃダメです。これが失敗の2つ目の原因! 天井まで手が届かんやん!(笑)

 

  • 雪をブロック状に切り出します ←きちんと圧雪しとけばよかった。。。(汗)

かなり雪がしまっていたので、そのままブロックにしちゃいました。。。手間は惜しまず
いや、足使って圧雪しておくべきでした。少し脆いブロックの完成(笑)

切り出しの仕事は丁寧!

 

  • 切り出した雪を積み重ねてドーム状に ← あれ?天井に手が届かない(笑)

雪のブロックを重ねていきますが

これ、どう考えても脚立なしでは屋根作れない。。。

このへんで諦めますか。。。。無念。。。 やりながらなんとなくわかってたけど。

作戦変更!

ということで、中途半端なイグルーに屋根をつけることにしました!
我々にはテントのポールとフライシートがある!

というわけで、このポールにフライを被せ

出入り口を整備して完成です(笑)

外から見るとこんな感じ! とても失敗したとは思えない(*^^*)

快適な失敗イグルー

中は超快適、広々! 普通に立ち上がれます。
テーブルも作って完成。

ちょっと広すぎたかもね(笑)

その後は、鍋を作り いっぱい飲んで

おやすみなさい!

朝はカチコチに凍ってるけど、テントよりは暖かいと思う!

イグルーの雪の天井がなくても快適な一夜でした!

最後は屋根を取って記念写真! 次はもっと上手に控え目に作りたいと思います。

雪洞を堀るより、体力的にはかなり楽なイグルー作りでした!

このあとは、おまけで氷ノ山の山頂を往復し下山ました(*^^*)

雪山の氷ノ山をスノーシューで歩いてきた
兵庫と鳥取の県境にある氷ノ山は雪の多い山。イグルーを作って山中に宿泊して、宴会! スノーシューで山頂まで歩いてきました。氷ノ山は余裕で日帰りできる、雪山入門にピッタリのコースです。