南極クルーズよりも高い 北極クルーズ

記事に広告が含まれています。

北極ってどこを指すのでしょう??
南極といえば南極大陸があるので分かりやすいのですが。

その北極のクルーズに行ってきました。
場所はカナダ北部の北極圏。北西航路と呼ばれるエリアです。

スポンサーリンク

北極とは

北極点・北極・北極圏の違い

違いが分かりますか??
北極点は、簡単ですよね。もうそのまんま。地球のてっぺん。
南極点には大陸がありますが、北極点には大陸がなく、海です。しかし、気温が低いので氷になっています。

北極とは北極点の周辺を指しますが、厳密な基準はないようです。

北極圏とは北緯66度33分以北で白夜、極夜の訪れるエリアのことを言います。
下の地図だと赤い点線の内側です。
もちろんレゾリュートは北極圏。ま、北極ということで(^^)

 

カナダ北極圏への行き方

カナダの北極圏への入口は、エドモントン。
関西空港からエアカナダルージュでバンクーバーへ。

バンクーバーから国内線でエドモントンへ。
エドモントンは、カナディアンロッキーのジャスパーの入口でもあります。
ここからチャーター便でコーンウォリス島のレゾリュートへ。

船の代金は南極でも北極でも大差ないですが、チャーター便を使う分、北極が代金アップになります。ということは、日本人でも南極より北極のほうがお金がかかります。。。
ちなみにKIXは関空、YVRはバンクーバー、YEGはエドモントン、YRBはレゾリュート

北極旅行の日程

私はこれまで南極クルーズに2回行っています。南極のクルーズ船は、夏場は北極のクルーズ船として運行します。そこで、クルーズ会社から北極の視察に来ないかと誘ってもらいました!!

むちゃくちゃラッキーです(*^^*) ということで12日間の遊びという仕事に出かけました。

関空✈バンクーバー✈エドモントン
エドモントン✈レゾリュート〜南極クルーズ船乗船
〜ビーチー島上陸〜
〜プリンスレオポルド島上陸〜サマーセット島上陸〜
〜サマーセット島上陸〜
〜バフィン島・流氷クルーズ〜
〜プリンスウェールズ島・ホッキョクグマクルーズ〜
〜ロイヤルジオグラフィックソサイエティ諸島〜
〜ホッキョクグマ観察〜ビクトリア島・北極水泳〜
〜ケンブリッジベイ✈エドモントン
エドモントン✈バンクーバー✈
✈関空

エドモントンへ

関空から移動しエドモントンで宿泊です。夕方にはホテルで北極クルーズの説明会がありました。
翌朝、まだ暗いうちにエドモントンダウンタウンのフェアモントホテルへ集合です。

北極圏へ出発

まだ暗いうちにホテルへ。
そこからバスで、エドモントン空港のエグゼクティブフライトセンターへ移動です。ここからレゾリュートへはチャーター船なので、普通のターミナルとは違います。

いよいよチャーターした、カナディアンノース航空で出発です。
カナディアンノースのマークはホッキョクグマ! ワクワク(*^^*)

ここにいる人は、同じ船で旅をするメンバー。南極で2回一緒になったスタッフもいます。

エドモントンを飛び立った飛行機はイエローナイフで給油して、レゾリュートを目指します。
イエローナイフより北は不毛なツンドラの大地が延々と続きます。
カナダのツンドラ

レゾリュートに近づくと、流氷が飛行機の窓から見えました。
北極海の流氷

美しい! ワクワクします!

着陸寸前に、乗船するアカデミック・アイオフィー号が見えました。

北極圏の村 レゾリュート

約4時間でエドモントンからコーンウォリス島のレゾリュート空港へ到着!
カナダって広いね(^^) 

この島には舗装はありません。空港も全て未舗装。カナディアンノース航空

レゾリュートは人口が約200人の小さな小さな村ですが、カナダの北極圏では大きな、大きな街です(^^)

空港の売店で絵葉書買って、送ろうと思ったが、空港には絵葉書なし。
生活用品ばかりが売られていました。残念。

世界各地で際どい自動車を見てきましたが、これもなかなか際どい(^_^;)
こういうのが普通に走っています。

ナンバープレートはホッキョクグマ(^^)
シロクマのナンバープレート

ナンバープレートのNunavutとはヌナブトと読み、ヌナブト準州のことです。
カナダ北部のイヌイットの居住エリアとなります。面積は188万平方キロ、日本は37.8万平方キロなので、日本の5倍ほどの面積。
そこに人口はたったの32,000人。密度で考えると、日本の国土面積に6,000人くらいしか住んでいないことになります。

空港にはこんな張り紙、なんて書いてあるのか全然わかりませんが、いつもと違う文化圏に来ているというワクワク感(^^)

空港の外は荒涼とした大地が広がります。

緑は全くありません。
緑のない荒涼とした寒い所に移動すると、体が高所へ行ったと勘違いするのか、無意識に腹式呼吸をしてしまう不思議(^^) 酸素は濃いです!

小型のバスで海岸までピストン輸送。こんな北極圏の島にバスなんてありませんからね。
北極圏には客船を着けられる港がないので、客船は沖で待機。

乗船はゾディアックボートを利用します。

穏やかな日はゾディアックでの乗船も面白いでしょうが、雨が降ったり海が荒れていると大変だろうなぁと容易に想像がつきます。
私は南極で同じボートに何回も乗っているので、慣れていますが、初めての人は・・・。
絶対緊張する(^_^;) スーツケースはすでに運ばれています。

いよいよ乗船です。
運営するワンオーシャンエクスペディションの船に乗船するのは3回目。
もう慣れたものです(^^) スタッフも既に顔見知り!!

船についてはこちらをご覧ください

この部屋で10日間を過ごします。 個室なので、かなり贅沢(^^)

レゾリュートの街を船から。残念ながら、散策できませんでした。
レゾリュートの街乗船後は、船内説明会や避難訓練などが行われます。
8/20の日の入りは23:16、日の出は3:31
一応太陽は沈みますが、ずっと明るい白夜です。

船は東へ進みます。
南極と比べて、全然揺れません(^^) お楽しみはこれから!!!!

北極クルーズ&ハイキング