北極クルーズ コンパスの使えない地 幻の北西航路を辿る

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北極クルーズ&ハイキング 2日目

カナダの北極クルーズで頻繁に出てくる言葉は
北西航路(Northwest-Passage)とフランクリン遠征

日本人にはあまり馴染みのない言葉ですが、カナダ人は幼い頃からよく聞かされる探検の話です。今回乗船した船は、北西航路を進み、フランクリンの足跡もたどります。野生動物や自然以外に歴史の専門家も乗船していました。

北西航路とは

北西航路とは、北アメリカ大陸の北側にあるカナダ北極諸島の間を抜けて太平洋と大西洋を結ぶ航路のことであり、ヨーロッパから北西へ延びる航路であることからその名がついたとされています。

ヨーロッパとアジアを結ぶ最短航路になりうると考えられた北西航路。その発見に多くの探検家が挑んできました。最初に北西航路を船で横断したのはロアール・アムンセンで、1903~1906年に大西洋から太平洋へと抜ける航海を成功させています。そのアムセンの成功する以前、探検史上最大の悲劇が1845年に出発したジョン・フランクリン隊129名の全滅で、長い間謎に包まれていました。

そのフランクリンの船が発見されたのが2014年。
発見場所はロイヤルジオグラフィックソサエティ諸島と舌を噛みそうな名前(^_^;)
発見した船は、なんと乗船している、アカデミック・アイオフィー号なのです!!

今回のクルーズマップ

フランクリン遠征とは

1845年にイングランドを出発したイギリスの北極海探検航海で、ジョン・フランクリン海軍大佐が指揮していました。目的は、カナダ北極諸島を通ってヨーロッパとアジアを結ぶ北西航路の中で、まだ航海されていない部分を横断すること。しかし遠征の初期に幾つかの問題が発生し、遠征隊の2隻の船がカナダ北極圏キングウィリアム島に近いビクトリア海峡で、氷に閉ざされてしまい、フランクリンを含む隊員129名全員が失踪。

引用 WIKIPEDIA

フランクリンの失われた航海の推定ルート。1845年夏、グリーンランドのディスコ湾(5)からビーチー島に向かい、コーンウォリス島(1)を周回した。翌1846年夏、プリンスオブウェールズ島(2)とサマーセット島(3)の間のピール海峡を下ってブーシア半島(4)の西へ出て、キングウィリアム島(緑色)近くに至ったが氷に閉じ込められた。

–wikiからの要約–

難しくなりましたね。。。こんなブログじゃなかったはずなのに(^_^;)

ということは、150年ほど前はこのエリアは海氷に覆われ、まともに航海できる状況ではなかった事がわかります。現代ではGPSで正確に進路が特定でき、海氷の状況が人工衛星から送られてきます。磁石のコンパスはこのエリアで使えないので、大変だったことは容易に想像がつきます。

これで海氷の状況がわかります

今でも北西航路の一部では方位磁石は使い物になりません。
地図にもそう書かれています。

北磁極は毎年移動しています。
50年ほど前は、現在いるエリアが北磁極だったわけです。
個人的にはコンパスの使えない世界にいるという、ワクワクがありました。

wikiより引用

ビーチー島

この日の目的地はビーチー島です。
ビーチー島という名前からは、南国の海と珊瑚礁、そして砂浜といった風景がイメージ できますが、対極の島。寒くて荒涼としています。
デヴォン島の南の小さな島

天候が悪く、小雨&霧

ゾディアックに乗船します。
いやぁ、この天候が昨日じゃなくてよかった(^_^;)

そして、島に上陸。

この島に一体何があるのか???
それは前述した、フランクリン隊、その乗組員のお墓です。

1845年に出発したフランクリン隊はこのビーチー島で最初の越冬をします。
そして3名が亡くなり、墓を建てます。

歴史研究家がいろいろ話してくれますが、、、もちろん英語です。
とっても難しい(^_^;) アジア人には事前勉強必須
私はこれで事前に勉強しました。

歴史研究家のテンションの上がり方はかなりのものです(^_^;)
こういう機会でもない限り、個人では来れないものね。

普段なら上陸後、直ぐにライフジャケットを脱ぐのですが、
この上陸では付けっぱなし・・・。
それは、ホッキョクグマが現れたら、速攻でゾディアックに乗り込み逃げるためだとか。 そういう所に上陸できてることに嬉しくなった(^^)

上陸の後は、ゾディアックでクルーズ
アザラシが見られました

この日の予定はこんなのでした。

歴史勉強の一日
欧米の北極クルーズには欠かせないフランクリン隊のお墓がある、
ビーチー島でした。

この時は北極より南極のほうが絶対に面白い。
やっぱり極地旅行は南極だよなぁ~って思っていました・・・。

天候が回復した深夜の夕日??
沈みそうで沈まない(^_^) 横に動く太陽。

歴史よりも野生動物が見たい!!!
と思った1日でした(^^)

北極クルーズ&ハイキング

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20代から80代まで幅広い顧客に、登山やアウトドアスポーツを案内。日本百名山はもちろん、海外経験も50ヵ国、130回を越える。地理学を専攻していたので、地図や自然にも詳しい。登山専門旅行会社の元大阪支店長。山のガイドだけではなく、登山旅行のプランニングも得意。最近は離島案内、カヤック、サイクリングなどのアウトドア遊びの依頼が急増中。
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