手軽に登れる石垣島の絶景ポイント、野底マーペーへ登ってきました!
登山というよりもハイキングの延長のような山です。
石垣島の登山は於茂登岳が多かったですが、最高峰にこだわらないなら。こっちの方が楽しくて眺めが良いのでおすすめです。
野底マーペーとは
石垣島の北部にそびえる、標高282mの沖縄にしては尖った山です。本来の呼び方は「野底岳/のそこだけ」なのですが、別名の「野底マーペー」の方が個人的には好きだし、覚えやすいです。
登山道は2本ありますが、野底林道から登れば、15分程度で山頂に立つことができます。特に危ないところも、迷いやすいところもなく、登山初心者いや普通の方なら問題なく山頂に立つことができるでしょう。
とにかく眺めが素晴らしく、石垣島がサンゴ礁に囲まれた島だということがよくわかります!
山頂には悲恋の恋の話なんかの説明があるのですが、まぁそれはそれ。景色を楽しみに登りましょう。
石垣島最高峰の於茂登岳と比べてみると
於茂登岳は石垣島というより、沖縄県の最高峰です。都道府県の最高峰を目指している方には登ってほしいですが、楽しい山かというとそうでもありません。山頂には大きな電波塔が立ち並び、美しい海もほとんど見ることができないからです。野底マーペーの方が、標高は低いものの高度感も眺めも上です!
野底マーペーへ登ってみた
おすすめの登山口は、野底林道からです。
林道と言っても、ちゃんと舗装されているし駐車場も広いです。離島の山道ってけっこう荒れてることが多いのですが、ココは問題ないでしょう。
歩きだすと、いきなり赤い粘土状の土が見えます。南国の土の色だなぁ〜って思いますね!
滑りそうに思うでしょ。そうです、よく滑ります。
ただ、山頂までの道で最も赤土が出ているのは、この最初のポイントです。
その後は、特に触れることのない山道が続きます
普通に歩いても15分あれば山頂に!
山頂は大きな岩がゴロゴロしています。ドローンで撮ってみました。
ドローンからの景色はすごいですが、山頂からの景色も素晴らしいです。石垣島の北方面を眺めてみます。半島の先は平久保崎になります。
南西方向は川平湾、沖縄県最高峰の於茂登岳は山頂が平らな山です
南方向はサンゴ礁がすごく発達しているのがわかりますね〜
東方向はさとうきび畑が広がっています。
ホントに手軽に素晴らしい景色を楽しむことができる山です。こんな景色が見られる山は殆どないんじゃないかな。
トイレとかは登山口にもないので、必ず事前に済ませておいて下さい。
野底林道の側溝
野底マーペーと関係はありませんが、野底林道の側溝を見てとても感心しました。
わかりますか?何に感心したのか???
側溝の山側の傾斜が緩やかになっています。それが何かって思う方もいるでしょう。
小型の生き物にとって、車道横の側溝は落とし穴みたいなもので、亀なんかが落ちてしまうと出られないんです。生き物を大切にするなら、このような形状にすべきなのです。
ちょうど登山口近くでセマルハコガメを見つけたので、気づきました。こうやって脱出できるんです!
セマルハコガメは天然記念物です。
セマルハコガメは水辺に多いイメージでしたが、こんな山の中の乾燥した所で見つけるとは意外でした!