タウシュベツ川橋梁と糠平湖の歩き方

北海道のタウシュベツ川橋梁は幻の橋とも呼ばれています。
そのタウシュベツ川橋梁の歩き方について書いてみます。この記事では冬場の凍てついた湖面を歩いて行く方法について紹介します。

これを書こうと思ったのは、タウシュベツ川橋梁の検索上位の複数のサイトがあまりにも酷いので。歩いたことない人が間違った写真を使い、適当な記事を書いています。

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タウシュベツ川橋梁とは

タウシュベツ川橋梁は大雪山の東側、帯広ある十勝平野の北側、上士幌町にある糠平湖にあるコンクリート製のアーチ橋。かつては木材を運び出すのに利用されました。長さ130m、幅3m、高さ10mで11のアーチが特徴です。

タウシュベツ川橋梁が人気の理由

よくよく考えてみると、大雪山系の大自然に中に、人工物を求めて行くって変ですよね??
JRのフルムーンのポスターに選ばれてから、人気が出始めたとか。

タウシュベツ川橋梁はコンクリートアーチ橋です。その姿や景観はとても美しく、廃線となった現在は旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群として北海道遺産に認定されています。

何回訪れても異なる見え方

タウシュベツ川橋梁は冬になると糠平湖が凍結し、橋が姿を現し始め、春~夏にかけて、水没。秋には完全に水没します。湖の水位の変動により見え方が異なります。
どうして、湖の水位が大きく変動するのでしょう?
冬になると川が凍てつき、湖に水が入ってこなくなります。しかし、ダムでは水力発電で水を使うので水位は落ちます。暖かくなると再びダムに水が流入し、秋に水位はピークを迎えます。

風化で崩壊の危機に

タウシュベツ川橋梁が利用され始めたのが1939年。人造湖である糠平ダムが完成し、利用されなくなったのが1955年です。それから現在までそのまま放置されていています。湖の水位の変動によって水没を繰り返し、また凍結したり融解したりと非常に厳しい自然環境です。どんどんと橋の風化が進んでいて、崩落の危機が迫っています。今では「幻の橋」とも

目の前で見ると、よく理解できます。

タウシュベツ川橋梁の歩き方

この先は、雪山とかを歩き装備がある方。自然の中でいろいろな状況変化に対応できる方向けの記事です。雪経験の足りない方や、装備のない方は必ず現地のツアーを利用してください! 雪山登山をする方は問題なし!スノーシューは持っていきましょう。個人で行くなら、現地ツアーの出発時間の前に行けば、静かな状態で楽しめます。

ひがし大雪自然ガイドセンター
ひがし大雪自然ガイドセンターについてのサイトです。主にタウシュベツ、ワカサギ釣り、士幌線、ニペソツ、ぬかびらの話題が中心。Twitter、Facebookもチェック!

タウシュベツ川橋梁のベストシーズン

糠平湖が凍り始めるのが12月。そして、水位がどんどん下がって橋がはっきりと現れるのが1月の下旬。そこから糠平湖の氷が安定している2月の下旬まで。

タウシュベツ川橋梁へのアクセス

正直、公共交通機関を利用してのアクセスは非常に不便です。常識的にはマイカーかレンタカーが必要です。ここで紹介していように冬場に行くのであれば、雪道の運転も慣れが必要になります。雪道を運転したことない方はツアーとかに入りましょう。

スタートポイントは糠平湖の5の沢からです。ワカサギ釣りの車が停まっているのできっとわかります。

タウシュベツ川橋梁のおすすめコース

なかなか詳しい情報がないタウシュベツ川橋梁ですが、どう歩くのが良いのでしょうか?

写真は私が歩いたGPSのログです。これを見るとほとんど湖の上を歩いていたことがわかります。ガーミンによると距離5.81 km・時間2:27とのことです。
スタートは左下の5の沢。そこから湖へ降りる道があります。湖の見晴らしのよい場所に出ると、少し遠くにタウシュベツ川橋梁が見えます。そこまでは真っすぐ歩きます。タウシュベツ川橋梁からの帰りは少し東側に遠回り。きのこ氷もあるし、景色もいいです。

必要な装備

気温はもちろん氷点下。北海道ですからね、もちろんメッチャ寒いです! そして、大半が凍った湖面の上で、風は直接吹き付けてきます。風の強い日は大変でしょう。

【防寒着】
登山用のウェアがベストですが、スキーウェアなどの暖かいものでOKです。耳まで隠れる帽子や、グローブ、サングラスも必要です。

【靴】
冬用の登山靴、防寒の長靴、スノーブーツなど暖かい靴

【スノーシュー】
雪の上を長時間歩くので、スノーシューは必要です。ストックも準備しましょう。斜度はあまりないので、いわゆる平地用の安いスノーシューでもOKです。

冬のタウシュベツ川橋梁を歩いてきた

2020年の2月に歩いてきました。とってもいい天気で、適度に新雪も積もっていて、たっぷりと楽しむことができました。この北海道の案内の時に訪れました。

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タウシュベツ川橋梁まで

出発は糠平湖の5の沢。駐車場はすぐに分かります。(写真撮り忘れ)

数分間、森の中を歩きます。ワカサギ釣りの人が多いので、道はしっかりしています。

森から出ると、凍った糠平湖が広がります。よく見るとワカサギを釣る人のテントも!

沢を見ると、分厚い氷が張った後、水位が落ちて、氷が残されたのがわかります。
きれいです!!

そこから、ワカサギ釣りの方へは行かず、真っすぐタウシュベツ川橋梁方向へ。
少し上りがあり、このポイントからは見えません。トレースはないけど、進みます。

少し登ればタウシュベツ川橋梁が見えてきます。

この先は、真っすぐタウシュベツ川橋梁を目指すのみです!

スノーシューがないとめっちゃ沈みます。
普通なら前の人のトレースを辿るほうが楽ですが、このメンバーは敢えて横一列で歩きます。

1時間ほどでタウシュベツ川橋梁へ到着! 人工物なのに不思議と自然と調和しています。

近づくと橋が崩壊寸前なのが理解できます。北海道開拓の歴史に思い馳せたり。

十勝晴れの青空が気持ちいい(*^^*)

反対に回るとより崩壊寸前なのがわかる。重たい氷が劣化を早めているようです。

しばらくゴロンと休憩

白樺とキノコ氷のエリア

タウシュベツ川橋梁を見るのが目的なら、往路と同じトレースで帰ればよいのですが、それじゃあ面白くありませんよね!せっか糠平湖まで来たのだから、もっといっぱい楽しんで欲しいので、このルートを提案します。上記のGPSのログをご確認ください。

タウシュベツ川橋梁近くの白樺の森はホントに美しいです。

あえてこの森を歩いてみました

そして、湖面から一段上がった岸を歩いていきます

進むと、キノコ氷が見えてきます

キノコ氷とは、切り株の上に氷が乗って、まるでキノコのように見える現象です。

糠平湖をダム建設する際に、伐採された木々の切り株が湖底に残されます。夏場は水中なので、腐敗が進みにくいです。
その切り株の上で湖面が凍ります。そして湖の水位が下がった時に、氷が切り株の上に取り残されることでできます。

少し高いところを歩くので、気持ちがいいです

そして、元の道に合流します。トレースがきれいでした!

そして、駐車場へ。

まとめ

ホントにいつ崩れてしまうか分からない、タウシュベツ川橋梁。
チャンスがあれば、少しでも早く行ってみましょう。

冬の北海道は厳しいけど、美しい自然がいっぱいです!

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