登山&アウトドアガイドの沖本です!!
紫色の花を咲かせるウルップソウについて紹介したいと思います。
初夏の短い間だけに咲き、白馬岳や八ヶ岳などの限られた山域のみに分布します。
《ウルップソウ/得撫草》
オオバコ科/ウルップソウ属
学名/Lagotis Glauca
和名の由来は千島列島のウルップ島で最初に発見されたことによるとか。
◎写真:白馬岳
白馬岳や八ヶ岳で見ることができます。紫色の花が印象的です。
寒冷地や高山の斜面などの湿った砂礫地に生えます。花茎は高さ15–25 cm。葉は卵円形または広楕円形で、長さ幅とも4–10 cm の肉質で表面につやがあります。全体に無毛で青紫色の花を穂状に多数付け、雄しべは花弁よりも短い。
北海道の大雪山ではホソバウルップソウが見られます。
ホソバウルップソウ
北海道の大雪山で見られるウルップソウ。大雪山で登山者の多い、黒岳や旭岳周辺では見た記憶がないなぁ。小泉岳とかでよく見かけます。