ファイントラックのアクティブスキンとミレーのドライナミックを比べてみた

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登山を快適にするウェアでもっともコストパフォーマンスが高く、改善の余地があるのがアンダーウェア。体に直接接しているので、非常に重要なウェアです。そして、値段も高くありません。1着4万円〜10万円もするような雪山対応のアウタージャケット/ハードシェルは買い直しがなかなかできませんが、数千円で買えるアンダーウェアは、気になるものを数枚買って、試してもいいかも!

ファイントラックのドライレイヤー

ファイントラックのドライレイヤーは、他社にない独特の思想で、アンダーウェアを開発しています。

撥水性があり、濡れを1枚上のウェアに吸収・排出させ、汗の戻りを少なくし、体を冷やさないことで知られています。本当に素晴らしい製品です。

私は夏用のスキンメッシュ、そして保温力のあるアクティブスキンの両方を持っています。

スキンメッシュはまだ薄くて動きやすいのですが、、、、
アクティブスキンの上下が実際に届き、着てみると・・・。
着た時のフィット感に違和感があります。違和感というより、厳しく言えば不快な感じ。

これ、長時間着るのかぁ・・・。とテンションが下がります。

もちろん、とても厳しい環境では素晴らしい商品なのでしょうが、
着心地と保温力は重要です。

ブログには上げていませんが、
1月の上旬に金剛山でキャンプをした時に、アクティブスキンを着て行きました。

しかし、ファイントラックの宣伝ほど暖かく感じないし、着心地も悪い。
特にパンツはウエストのゴム部分でかなりの不満が。 HPでは抜群のストレッチ性と謳っているのですが・・・。

アクティブスキンを脱いで、メリノウールを直接素肌に着た方がずっと快適で、暖かく感じました。

困ったなぁ・・・。ということで、アンダーウェアを比べてみました。

ファイントラックのドライレイヤーのホームページ
※ファイントラックのHPは宣伝が非常に上手いです。過剰なほど性能をうたっている製品もあります。もちろんいい製品もあり、イマイチな製品もあります。

ミレーのドライナミック

そんな時、心斎橋のミレーの店員さんからドライナミックを薦められました。

ミレーのドライナミックのホームページ

ドライナミックは大きなメッシュでできていて、ファイントラックと比べると嵩が非常に高いです。その代わり、撥水性はありません。

着心地は、素晴らしい。着ていることを忘れるような快適性!
但し、見た目は・・・微妙。

パンツは前から見るとふんどし、
後ろから見るとTバックドライナミック

シャツからは乳首が飛び出るし
全身、網網で
とても人前で見せられるようなものではありません(^^;)

といいつつ、写真をアップ(^ ^)
ミレー アミアミ

アクティブスキン&スキンメッシュとドライナミックを比べてみました

ファイントラックのアクティブスキンはやや透けて見える程度の生地の厚さです。
アクティブスキン
夏用のスキンメッシュですが、素材の色のせいか写真に撮ってみると
冬用のアクティブスキンより素材が厚いように見えます。
ミレーのドライナミックは大きなメッシュですが、嵩が高くなっています。
保温力は明らかにミレーのドライナミックが優っているように思います。
でもこの生地で夏は暑くないんだろうか?と最初は思いました。
ミレー メッシュ

着心地

機能も重要ですが、着心地も重要。極めて厳しい山に行かない限りは、機能に大きな差がなければ、着心地を重視したい。

アクティブスキンのパンツのウエスト部はゴムの部分が狭く圧迫感を非常に強く感じます。
しかも波打っていて、縫製の精度も高くない。これはファイントラックの製品全体に言えること。国内生産よりも重要なのは製品の精度。マーケティングには有効なのでしょうが。。。
アクティブスキン パンツ

対してミレーのドライナミックは幅広のゴムで、圧迫感も強くなく、快適!
きっと激しい汗の時は、このゴムの部分が最後まで乾かないのでしょうが。
タグを外してもいいように、タグの内容が縫いこまれています。
ドライナミック パンツ

アクティブスキンの生地は伸縮性でスキンメッシュとドライナミックに対してかなり劣ります。立体裁断のようですが、縫い目の部分はさらに伸びがなく、ストレスが溜まります。ファイントラック アクティブスキン

スキンメッシュの生地は一見伸びるようですが、実は伸縮する方向が決まっています。
お腹周りは横には伸びるけど縦には伸びません。袖は縦に伸びるけど横には伸びない。
パワーメッシュよりはましですが。着心地がいいとはいえない。。。

ドライナミックは見た目でなんか伸縮性が良さそうな気がしますが、なんと胴回りは縫い目なし!フィット感、ストレッチ性とも抜群!大満足です。縦、横、斜め、どの方向にも伸びます!それもかなり。

縫い目なし
着心地に関しては、ミレーの圧勝です。
なぜ伸縮性にこだわるかというと、体にピッタリとフィットしていないと、汗を吸い上げてもらえないからです。

限界での機能はファイントラックの方が上??

こんな実験をしてみました。

よく冷やして、結露した麦茶の容器を掴んでみました。
アクティブスキンとスキンメッシュは、施された強力な撥水加工で、全く濡れを感じません。
もちろん冷たさは感じます。大量の汗の濡れ戻りや外部からの濡れは強力に防いでくれそうです。素晴らしい性能。

ドライナミックは軽く掴んでみると、濡れや冷たさは感じません。
しかし、強く掴むとメッシュの間から結露した水分や冷えを感じます。
全身濡れてしまった時の機能としては、ファイントラックの方が明らかに上です。

ま、これ1枚で行動するわけはないから、レイヤードの方法によるかとは思います。
きちんと装備を持っていて、全身濡れるのはよほどのことです。雪山ではありえない。

汗の処理能力

それぞれを着て、近場の山を軽く走って、汗の処理能力を試してみました。

アクティブスキン

大量に汗をかくと、ベタッと張り付きます。
冷たくなるわけはないのですが、蒸れている感じです。ただ、この感覚はメリノウールのアンダーウェアを着ていてもよくあることで、アクティブスキンが劣っている訳ではありません。多くの汗をかくと、生地が体に張り付く、当たり前の事です。期待し過ぎはいけません。

汗冷えの問題は、それが冷えてきた時です。
若干冷たさは感じますが、メリノウールなどより素早く乾いていくのがわかります。充分な性能だと思います。

スキンメッシュ

こちらも大量に汗をかくと、ベタッと張り付きます。
冷たくなるわけはないのですが、蒸れは感じますパワーメッシュとほぼ同じ。

ドライナミック

大量に汗をかいても、生地が体に張り付く感じはありません。
嵩の高いメッシュが、しっかりと吸い込んでいる印象です。
また、冷えた服が体に張り付く感覚もありません。
蒸れがなくなるわけではないですが、 想像以上に快適でした。

私なりの結論

極めて厳しい環境に行くのでなければ、ミレーのドライナミックが快適!
夏山の場合はザックが背中に張り付くこともなく、非常にいい。2年ほど使いましたがヘタレてもいません。分厚い生地ですが、一年中着ることができます。Tシャツの下に着たほうが、Tシャツだけの場合よりも涼しくなるという、不思議な服。

パワーメッシュは買う必要なし!必要ならスキンメシュで対応可能。
スキンメッシュはソコソコ伸びていいアンダーウェアですが、夏場は暑い。汗で体に張り付きます。

騙されたと思って、一着ミレーのドライナミックを着てみてください。
私に周りでは、大半の友人がドライナミックを着用しています。

最初は温泉で服を脱ぐと笑われていましたが、今じゃアミアミが常識となっています(^_^)

20代から80代まで幅広い顧客に、登山やアウトドアスポーツを案内。日本百名山はもちろん、海外経験も50ヵ国、130回を越える。地理学を専攻していたので、地図や自然にも詳しい。登山専門旅行会社の元大阪支店長。山のガイドだけではなく、登山旅行のプランニングも得意。最近は離島案内、カヤック、サイクリングなどのアウトドア遊びの依頼が急増中。
詳しいプロフィール

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