久しぶりの家族旅行です。
息子の受験も終わり、娘も4月から中学生。
どこかに遊びに行こうかという話になりました。
どこ行きたいの?? → 屋久島!!
屋久島。。。 それは、もう何回も何回も仕事で歩いた島。
きっと離島では行った回数No1は間違いない。
そして、マイルも使えないので高くつく(^_^;)
でも、行きたいなら連れて行ってあげるしかないなぁ(笑)
ということで屋久島に決定しました! これまでの知識を総動員しなきゃ。
子供と屋久島の自然を楽しむには
一般的に屋久島の見どころといえば、縄文杉と宮之浦岳。何回も何回も案内しました。
どちらも大人の足でも10時間ほどかかります。
何を目的に屋久島に行くかにもよりますが、個人的には縄文杉を荒川ダムから往復して見に行くのは、すすめません。
どうして??ってよく聞かれますが、屋久島の自然としては全然楽しくないコースと思うからです。縄文杉ファンの方、ゴメンナサイ。。。
宮之浦岳も時間がかかりすぎる。おすすめは黒味岳! もちろん日本百名山を目指している方なら、宮之浦岳に登るべきです。でもそうでないなら、黒味岳は登山時間が短く、混雑もなく、宮之浦岳と同じような展望と自然が楽しめるいい山です!
ということで、以下の日程にしました。
子供と屋久島の自然を楽しんだ日程
伊丹✈屋久島の飛行機を使いたいのですが、機材が小さく、休みが絡むと直前では取りにくいです。早くから計画すればいいだけなのですが。。。
屋久島を楽しんだのは実質4日間です。
1日目 | 自宅=関西空港✈鹿児島=鹿児島港〜宮之浦港=屋久杉自然館=宮之浦・泊 |
2日目 | =淀川登山口…黒味岳往復…淀川登山口=尾之間温泉=宮之浦・泊 |
3日目 | =屋久島一周=永田=西部林道=宮之浦・泊 |
4日目 | =白谷雲水峡…太鼓岩…白谷雲水峡=安房〜鹿児島港 鹿児島・泊 |
5日目 | =指宿=知覧=鹿児島空港✈関西空港=自宅 |
縄文杉(荒川ダムコース往復)をすすめない4つの理由
体力があり、はっきりと縄文杉が見たいと目的を持っている方は別です。子供に大きい杉を見せたいとか、屋久島に来たのだから行ってみたいという事ではすすめない理由です。
登山者が多すぎる
とにかく登山者だらけ。マイカーでは行けないので連絡バスの出る時間に一斉に出発になります。自然を見に来ているのに、人を見に来ているような状態になりかねません。そして縄文杉の展望台は混雑で数分間しか見られない事も。
縄文杉は時間と体力が必要
少し調べればわかりますが、10時間以上の長時間。早朝から夕方まで歩きっぱなし。最後まで余裕を持って自然を楽しめる人がどの位いるのかな?? 特に子供と行く場合は要注意です。
コース上に豊かな自然が少ない
縄文杉への道はトロッコ道が多くて、豊かな自然を感じることが出来るコースではありません。だって、トロッコ道は木材を搬出していたのですから、その周辺の良い杉は真っ先に伐採されるのは当然。残っている杉は材木としては価値のなかった老木ばかりです。ウィルソン株は価値あると思いますが。
現地ガイドがウザイ。。。
表現に気をつけないといけないし、いいガイドさんもいるのですが。。。
縄文杉のガイドさんは縄張り意識が強い方が多く、ガイドを付けていない個人の登山者を邪魔者扱いするような傾向が。なにかと文句をつけるんですね。そして自分の客に甘い。。。個人で歩いたことある方なら、思い当たる方、不快な思いをしたかも多いと思います。
※宮之浦岳を案内するガイドさんにはそういう傾向はないように思います。
宮之浦岳じゃなく黒味岳に登る3つの理由
宮之浦岳は登山時間が長すぎる
宮之浦岳は子供や登山未経験者には時間が長すぎます。下手したら12時間かかることもあります。百名山を目指したりするという明確な目標がある方や、十分な体力があれば、宮之浦岳をすすめますが、屋久島の自然を楽しみたいのであれば、黒味岳で十分です!
山頂からの展望や高度感は黒味岳のほうが上
黒味岳の山頂からの眺めは、宮之浦岳に劣らず素晴らしいです。花之江河も見下ろすことができます。山頂の大岩は宮之浦岳よりも高度感たっぷりです!
黒味岳で屋久島の山の自然は十分楽しめる
宮之浦岳登山での自然のポイントに大半は、黒味岳で十分楽しめます。
・美しい淀川の流れ
・杉以外も巨木になる森
・日本最南の高層湿原「花之江河」
・山頂に点在する花崗岩の大岩
屋久島を一周する4つの理由
世界遺産は山の中だけじゃない
屋久島は屋久杉が素晴らしいので、世界遺産になっていると思っている方が多いと思いますが、海岸部から山頂までの自然が評価されています。西部林道の照葉樹の森は素晴らしい!
亜熱帯から亜寒帯までの植生の垂直分布
海岸にはマングローブ(少しですが)があり、亜熱帯から亜寒帯までの植物が見られます。山に登ったなら、海岸沿いの植生も興味を持ってほしい。
海も楽しめる
今回は泳いでないですが、海もきれいです。砂浜もきれいです。海から山まで楽しめるのが屋久島の魅力かと思います。
多少は観光も楽しめる
数は多くないですが、滝やら資料館やら多少は観光できます。
子供と行く屋久島旅行
屋久島旅行1日目
関西空港から鹿児島へ! 飛行機は安いのでピーチを使いました。
鹿児島空港から鹿児島港まではリムジンバス
港にはもうすぐ引退するフェリーとしまが停泊中。きっと次の航海が最後で次のフェリーとしま2にバトンタッチ!
手前の船は屋久島行きのトッピー。奥の山は桜島。
トッピーの船内からは開聞岳がきれいに見えていました!
宮之浦の港に着いたら、レンタカーを借りて屋久杉自然館へ
せっかく屋久島まで来たんだから、自然に入る前にしっかりと事前勉強してもらいましょう。
年輪数えに夢中(笑)
トロッコ電車に乗ってみたいそうだが、もう今は無理。。。
自分は25年ほど前に一度乗せてもらったことがあるけど
その後は海へ
そして、家族貸切で温泉へ入りました(^^)
いいお風呂なので、どこかは秘密。
※平内海中温泉じゃないよ!
夕食は屋久島の定番、トビウオの定食
さて、翌日は早朝から登山です!
屋久島旅行2日目 黒味岳登山
宮之浦岳と同じ、淀川登山口から出発!
いつでも最初は勢いがいい(^^)
これまで体験したことのない森の雰囲気に最初は興味深々
屋久島の固有種「オオゴカヨウオウレン」大五加葉黄連
娘曰く、抹茶ロールの木 なるほど。。。。
淀川小屋の前の美しい川 淀川
メッチャ冷たいです。
木の根に注意しながら歩きます
黒味岳のよく見える展望所
息子は早起きのせいで眠い。。。zzz
高盤岳(トーフ岩)の展望台
小花之江河
日本最南の高層湿原、花之江河
後ろの山が黒味岳です!
黒味岳への登りは宮之浦よりもロープを使うポイントが多いですが、難しくはありません。
屋久島の山岳の稜線っぽくなってきました!
子供でも花之江河から1時間程度で黒味岳へ!
左が永田岳、真ん中が宮之浦岳です。黒味岳と合わせて三岳。
頑張りました!
高度感があるので、立つのは怖いらしい(笑)
お弁当の時間
宮之浦の島むすびさんに前日から注文しておきました。
結局、下山まで貸し切り!
黒味岳、オススメです。
帰りも慎重に
淀川に入ったら、メッチャ冷たかった(^^)
頑張って、お疲れの子供2人でした。
黒味岳だと、余裕を持って下山できるので、屋久島の山を登りたい場合はオススメです。
登山時間も4時間ほど短くなります。
屋久島旅行3日目 島一周
のんびり反時計回りで島を一周!
ガジュマルの森
前日の山と変わり、クワズイモやガジュマルの亜熱帯気候
この時期はまだ早いけど、ウミガメで有名な永田浜
屋久島灯台
照葉樹の西部林道にはヤクシカとヤクサルがいっぱい!!!
鹿も猿も本州より小型です。
大川の滝は屋久島最大
引き潮になったので、磯遊び
フルーツガーデンへ
なぜか、槍ヶ岳のシャツを着ている息子!
最後は千尋の滝
普通に観光した1日でした!
屋久島旅行4日目 白谷雲水峡と太鼓岩
屋久島の最終日は森歩き。白谷雲水峡と太鼓岩。
ぶっちゃけ、急いで縄文杉に行くくらいなら、ここをゆっくり歩いたほうがいいと思う。
森も苔もキレイです!
ここも早朝から入山します。人混みを避けるためです。
まずは奉行杉へ向かいます。
ヒメシャラ
苔むす谷
下から持ち上げるように撮るのは、定番(^^)
未だ誰にも会いません!
ミソサザイの囀りが響く森
この森の主のような奉行杉
杉の前のベンチや歩道もいい感じです。
きのこ
おやつのきのこ (*^_^*)
この日になって、娘は休むたびに地図で現在地を確認するように。
いわゆる苔むす森
休憩できるスペースがあるだけで、この辺はどこもキレイです。
ポイントは人混みを避けること。昼前になれば、大混雑します。
そして太鼓岩へ! もう登らなくていい喜び!
太鼓岩からの景色はややガスが出ているものの
山桜が美しく咲いていました(*^_^*)
昼前に下山して、トッピーの出港する安房へ。
ランチの後、鹿児島港へ。
みんな爆睡(^^)
みんなで好きなものを食べて、おやすみzzz!
家族旅行5日目 砂蒸し風呂へ
最終日は砂蒸し風呂へ。
指宿が有名だけど、今回は開聞岳の見える山川砂蒸し温泉へ。
メッチャキレイに開聞岳が見えています。
浴衣になって、埋められに行きます。
終わったら風呂に入ってさっぱり
卵もさつまいもも激安!
最後は知覧の武家屋敷と特攻隊の資料館を見学
むじゃきでしろくまを食べて締めくくり!
5日間めいいっぱい遊びました!
4月から娘が中学生になったので、子供と〜っていうタイトルの記事は書けなくなりました。
この前まで幼稚園児だったのに。。。子供成長は早いものです。