アウトドアガイドの沖本です!
2022年の初夏は利尻礼文を2回案内しました。今回はその2本目!
アツモリソウの時期は終わりましたが、別のお花が咲き誇りました。
利尻島・礼文島とサロベツ原野の日程
稚内と礼文島で2泊、利尻には宿泊しない日程です。
① | 稚内空港合流=白い道=宗谷岬=稚内 |
② | =稚内港〜礼文島・鴛泊港=利尻島一周=利尻島・沓形港〜礼文島・香深港 |
③ | =礼文島巡り |
④ | =礼文島巡り・香深港〜稚内港=稚内 |
⑤ | =サロベツ原野散策=稚内空港 |
利尻島・礼文島とサロベツ原野
最北の観光 白い道と宗谷岬
前回の案内が終わり、1日稚内で休養してからのスタート。
稚内空港に集合。この日は最北の観光。まずは、ホタテの殻を砕いて作った白い道へ!
晴れてて天気が良ければ、利尻山が見えたのですが、ちょっと残念。。。
そしてここまで来たら外せない、日本最北端の宗谷岬へ。この夜は稚内のドーミーインで宿泊。今やサフィールホテル(旧全日空ホテル)よりもドーミーインの方がずっと良いです。
利尻島観光
早朝のフェリーで利尻島へ渡ります。最初に港と利尻山を一望できるペシ岬へ。
フェリーが折り返して出向していきました。
登っていくと、青空に!
しかし、風は強くて早々に引き返し〜
前回と数日違いですが、エゾカンゾウの開花がかなり進んでいました!
この日は時計回りで利尻島を一周。姫沼からは山が見えないので飛ばして、白い恋人の丘へ。
しまった〜白い恋人を買ってくるの忘れてた(笑)
オタトマリ沼からの利尻山は荒々しい!
途中でムラサキウニ休憩。殻から剥いたばかりのウニをいただきます! 美味し〜!! 幸せです。
次はバフンウニランチ!
前回のツアー中は、海が荒れていてバフンウニの水揚げが少なく、一杯5,000円を軽く超えていましたが、少し落ち着いてきたようです。
4,200円のバフンウニ丼! 高いけど、ここまで結構な旅費を払っていると思えば、食べないのは損かも(笑)
ムラサキウニよりも濃厚で味が濃い。最高の一品です!
食後は、利尻山の展望ポイントを巡ります。空港へ向かう道、好きです! ここから歩いたり自転車で空港へ行く人いないだろうに、立派な歩道。
エゾカンゾウがかなり咲いています。
※この道はサイクリングロードです(笑) 普通の2車線の道と比べると、サイズ感バグりますね。
キレイに晴れたので、午前中は行かなかった姫沼に立ち寄って、礼文島へ
花の礼文島
利尻島から礼文島へ移動。花れぶんというお宿で2泊します。
豪華な夕食!!
ビールはサッポロクラシックに決まり
お仕事なのに最高な夜が過ぎていきます(笑)
天気予報の案内です。この時期の北海道はホントに日の出が早い! 活動を開始するのは8:00頃からですが(笑)
3日目
宿からの景色は素晴らしい!
昨夜はよく飲んだので、ゆっくり朝ごはん
茶碗蒸しにウニが入ってる〜! 朝からテンション上がります。
スコトン岬方面へ行きましたが、島の北部になると天気が悪くなります。
目当ては高山植物なので、少し歩いて場所を変えることに。
企画時点から予想していたことなのですが、アツモリソウのシーズンは終わりです。。。花のタイミングはそれぞれ違うから。
お昼はお寿司を頂いて(もちろん美味しい)、午後は天気のいい島の南側で高山植物を楽しみます。
礼文島の南の端っこまでやってきました。道ではオオセグロカモメがウロウロ(笑)
道の終点からはエゾカンゾウやハマナスが咲いています。
ふと海を見ると、なんか浮かんでいる(笑)
車に戻って、双眼鏡とフィールドスコープで確認すると「ゴマフアザラシ」でした!
プカプカと気持ちよさそうに漂っています。
お客様は大喜び!!! 常にバードウォッチングできように機材を携行していますので、こういう時にも対応できます。良かった!
花よりもアザラシが嬉しい礼文島の南部でした。
この日の最後は桃岩展望台へ。ここのお花畑は間違いありません。
レブンシオガマ 学名を見るとヨツバシオガマのvar.(変種で亜種以下の違い)となります。この花も礼文島の固有種!!って紹介されたりします。日本人だって背の高い人、低い人がいるように、ヨツバシオガマだけど、よそのヨツバシオガマとちょっとサイズが違うんだよね、くらいな位置づけでいいと思うのですが(笑)
私は植物をあまり細かく分類することには賛成しません。売り出す方としては、ここ固有の植物です〜ってやりたいのはわかるのですが。ちょっとした違いでそんなに分けちゃうなら、人間だって色んな種類になっちゃう! 日本語は些細な違いが前に来る言語なので、分類するには向いてないですね。
レブンコザクラ
レブンキンバイ
レブンウスユキソウ
チシマフウロ
エゾイブキトラノオ
こういったお花を愛でながら歩くと、桃岩の展望台になります。
レブンアツモリソウは見られませんでしたが、いい高山植物が見られました。普通なら大変な思いをして山に登らないと見ることができない花々ですよ!
3日目の夕食も豪華!
食べに来た!というのがこの旅行の正解かもね〜
お肉もワインも美味しい
4日目
またまたスッキリしない天気です。この日は午後のフェリーで稚内に戻ります。
有名なユースホステルのある、桃岩へ。以前(大学生の頃)はスコトン岬からここまで歩けたんだけどね。日本離れした絶景です。
ハマナスが満開です
お昼が最高でした。いいボタンエビが入荷していたので刺し身で頂くことに。
そうすると、裏メニューのバフンウニの利尻昆布〆がやってきた!!!
コレやばいです。いろいろ美味しいもの食べてきてますが、No1にやばいです。少し舐めただけで、圧倒的に濃厚な旨味で脳まで満たされます。極上の逸品とはまさにこういうものを言うのでしょうね。
半年遅れで書いているブログですが、今でもはっきりとその味を思い出せます! お店の方と仲良くなるって大事(笑)
最後に北のカナリアパークへより、稚内へ
稚内でも食べます(笑)
初夏の稚内は、観光客の割に飲食店が少ないので、夕食難民ができたりします。早めに予約しておきましょう。
ホッキ貝 これ大好き!!
このお店は今年3回目なので、居酒屋の大将に「メニューの頼み方であんたやってわかるわ!」って言われる(笑)
ちなみに自宅のマグカップは、ここの店でもらったやつです。
サロベツ原野
5日目 旅の最後はサロベツ原野へ。
薄曇りでしたが、海岸沿いはエゾカンゾウが満開になっていました。
サロベツ原野では、シマアオジのバードウォッチングもしたいのですが、今年は確認できていないとのこと。残念。。。
コバイケイソウもきれいに咲いています。
木道を一周歩いて、今回の旅は終了!
以前に、今回に似たコースを某旅行会社で参加されたそうです。
しかしその時の参加者は40名、ガイドさんの話も聞けないし、トイレ休憩ばかりで無駄に時間はかかる、お料理も冷めていたりそれほど美味しくなく。。。今回と大違い。こんな旅を知ってしまうと旅行会社のツアーには戻れないと。
少人数になるので、どうしても参加費は一般的な大人数の旅行会社ツアーより高くなってしまいます。しかし、満足度は桁違いに高いと思います。アウトドアの案内がメインですが、こういった観光に近い案内もできますので、興味のある方はお問い合わせください!