
登山&アウトドアガイドの沖本です!
2月の中旬、常連の3名様を、樹氷の西吾妻山と蔵王山へ案内してきました。
1月からずっと北海道にいたのですが、そのまま南下して、出張ガイド最後の案内となりました。
西吾妻山と蔵王山 樹氷登山の日程
例年、樹氷が最も大きく立派になる時期です。東北の温泉に泊まって、歩いてきました!
| ① | 関西空港✈仙台空港=白布温泉でゆっくり |
| ② | =天元台高原ーロープウェイ&リフトー北望台…西吾妻山…北望台ーリフト&ロープウェイー天元台高原=米沢道の駅=蔵王温泉 |
| ③ | ーロープウェイ&ゴンドラー地蔵駅…蔵王山/熊野岳…地蔵駅ーゴンドラ&ロープウェイー蔵王温泉=仙台空港✈神戸空港 |
西吾妻山と蔵王山 樹氷登山
私は、北海道の千歳空港から仙台へ向かいます。苫小牧上空。

関西からの飛行機のほうが早く着くので、前日に仙台入りです。やっぱり牛たん食べたいですね(笑)すごく久しぶりに外気でプラスの気温。

翌朝、仙台空港でお出迎え!お昼前なので、空港で食事をして白布温泉へ向かいます。
イクラ丼ではなくて、宮城名物のはらこ飯。美味しい!!

食後は、高速で一気に米沢を目指します。太平洋側の雪は多くないけど、どんどん増えてくる。
道の駅「米沢」で行動食など購入して白布温泉へ。めっちゃ降ってきました。

この日は温泉にゆっくりと入って、東北のご飯。

日本酒も美味しい!

西吾妻山 樹氷登山
宿から車で数分の天元台高原へ。

1月から続く出張ガイドの最初の北海道バックカントリーに来てくれて、最後のスノーシューも来てくれました。ありがとうございます!

意外とスノーシューで歩く人多いです。

ゆっくりと動くリフトを3本乗り継いで登山口へ。天気が悪いと一番寒いのはここ。

リフトの終点からスノーシューを装着してスタート。ログはこうなっています。
樹氷の西吾妻山 / 沖本浩一さんの吾妻山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
最初は密度の高い森を歩きます。
この写真を見て気づきましたが、ゴーグルの下にネックゲイターを挟んでしまうと、呼気の水蒸気がゴーグルに入ってきます。この日は問題ありませんでしたが、曇りやすくなるので、避けたほうがいいですよ。

少しづつ、展望が開けてきます。仲良し2人組は、購入したハードシェルの色もメーカーも偶然同じ!
この日は比較的暖かく、素手でスマホが触れました。

みんな西吾妻山へ向かいますが、足跡のない中大巓の方へちょっと登ってみますか!

初めての樹氷なので、とっても喜んでくれました!!

前の案内でもこのビーニー被っている方がいました。ゆるキャン△のリンちゃんが持っているのと同じような色使い。流行っているんだなぁ。

トイドローン飛ばしてみました。

そして、誰も踏んでいない雪を自由に歩いて、西吾妻山を目指します。

登りになると、楽なトレースを利用。

太陽の周りに輪っかができるハロ現象です!ちょっと高いところに登ってもらい、ドラゴンボールの元気玉っぽい写真を撮ってみました。
色などは加工しています。面白いのが撮れました!

その先は平らな樹氷の森が広がります!

どんどん進みたくなる。

しばらく自由に歩いてもらいました!

視界が悪い時は、この山はほんとに難しくなります。風があれば、トレースもあっという間に消えてしまいますし。
過去にこんな事がありました。



最後にひと登りして、山頂へ!


楽しく山頂まで来ることができました! 看板とかは雪の中です。

山頂で食べた、何だべなぁ大福は激ウマ! 米沢の道の駅で売っています。


さて、下山開始です。今度は好きなところを歩いて帰りましょう。


樹氷に登りたい(笑)


飯豊山が遠くに見えます。

迷路みたいな樹氷の森


上空からみるとこんな感じでした。


下山はらくらく!!!




天気のいいうちに下山できてよかったです!


もふもふの雪を楽しめてよかったです!


下山したら、道の駅でまた買い物して、蔵王温泉へ。
蔵王の温泉は強烈ですが、なかなか温まります!
夜はゆっくりと。日本酒も美味しかった。


蔵王山 ホワイトアウト登山
冬の蔵王山ですが、晴れる日は多くありません。ということで、残念ながら真っ白です。
この日のログはこうなっています。
ホワイトアウト蔵王山 / 沖本浩一さんの地蔵山(山形県)・蔵王山(熊野岳)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
ロープウェイとゴンドラを乗り継いで地蔵駅へ。地蔵すらどこにあるのか近づかないとわからない感じ!


さて、スキー場の境界を示すロープをくぐって登山開始。笑えるほど白いです。なんにも見えません!普通の登山者なら帰るんでしょうが、、、この中にホワイトアウトを体験したいという猛者がいました(笑)


初めてのお客さんなら、絶対に行きませんよ! 何回も一緒に雪山に行っているし、雪のテント泊もしていますので。
それなら行くしかない。ある意味、有効なガイドの使い方です。

そして、目的の地蔵岳に到着! でも物足りないとか(笑)


じゃあ、もっと行こうか!!


蔵王岳に行けるかはわからないけど、もっと先へ進むことに。実は蔵王山までは杭が立てられていて、迷わないようになっています。


晴れた時はこんな感じです。


杭に付いたエビの尻尾を落としてみる!


ここで杭に沿って歩くか、外れて頂上へ真っ直ぐ登るか悩む(笑)


折角なので、最もエキストリームなコースで行こう!


この頃にはゴーグルの中が凍ったメンバーもいて、まさにホワイトアウトっぽい! もしこれが滑落リスクのある山なら帰っていますよ〜。


山頂の祠は何も見えず。

記憶を頼りに山頂の表示を探します。


無事に到着! 早く下山したらスキーかボードしようって言ってたのに、登ってしまった(笑)


帰りは行きよりも難しい!


この日、誰ともすれ違いませんでした。すれ違っても、ちょっと離れてたら気が付かないかもですが。


最後はちょっと大回りになってしまいましたが、無事に帰還!! さすがにこの状況では楽しませるというより、無事に下山するのに気を使いました。危なくはないんだけど、真っ白な世界は怖いですからね〜。


遅めのお昼をスキー場のレストランで食べて、宿に戻りゆっくり温泉!
名物の玉こんにゃくを食べて


仙台空港へ。最後は牛タンとハラミの定食で〆!


ご参加ありがとうございました!!
私も久しぶりに家に帰りました。
