冬の東北海道アウトドア旅

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冬の北海道アウトドア

登山&アウトドアガイドの沖本です!

2022年冬の北海道最後の案内になりました。
今回も晴天に恵まれて、楽しいメンバーと楽しいツアーとなりました(笑)

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冬の北海道アウトドア旅の日程

冬の道東の魅力を凝縮した、阿寒湖、藻琴山、知床流氷、野付半島を巡る旅です。

釧路空港=雪裡川=鶴居バードウォッチング=阿寒湖ワカサギ釣り=阿寒湖温泉
…夜明けの阿寒湖散策=藻琴山スノーシュー=知床流氷ウォーク&スイム=ウトロ温泉
=知床巡り=野付半島=養老牛温泉
=バードウォッチング=釧路空港

冬の道東アウトドア旅

1ヶ月以上滞在した冬の北海道、いよいよ最後の案内になりました。大阪と東京から6名のご参加です!

タンチョウ観察とワカサギ釣り

集合は釧路空港です。

この日もいい天気! 無事到着です。

最初は鶴居村でタンチョウの観察です。
まずは雪裡川。夜はタンチョウのねぐらになっている場所です。

そして、鶴居・伊藤サンクチュアリへ。ここは給餌をしているので、多くのタンチョウを見ることができます。

成鳥の後ろのちょっと茶色っぽいのが、昨年生まれた幼鳥になります。

ちなみに、タンチョウの足の膝っぽい関節は「かかと」になります!! 人間に例えたら、つま先立ちしているということになります。
頭の赤い部分は皮膚と浮き出ている血管です。難しい言葉だと肉瘤(にくりゅう)といいます。興奮状態で血流が変わるので、色も変わります。

ゆっくり観察できたので、次の阿寒湖へ行こうと車を出発させたら、白い小鳥が飛んだ!!
おめでとうございます!! シマエナガです(笑)

小さくてチョコチョコ動き回るり、近くに寄って来るわけでもないので、写真を撮るのは簡単ではありません。インスタなどでかわいいシマエナガの写真がアップされていますが、いいカメラとレンズで時間をかけて撮ったものです。いきなり本番でキレイに撮るのはかなり難しいので、身近な小鳥とかで練習しておきましょう。あと、カメラのAFや連写の性能も要確認。

数分間の興奮の後は、阿寒湖でワカサギ釣り!凍った湖面の上には受付やテント村が。
竿を借りて、餌をもらって、ワカサギのテントへ。

最初は真剣モード。誰が最初に釣るかなぁ〜??

やっぱりこの日も釣れる人、釣れない人がはっきりと(笑) 同じ場所、同じ仕掛け、同じ餌なのにね〜。

どんどん釣れています!

ということで、この日のチャンピオンは18匹!! 2位は12匹でした!
夕方近くなってからの短い時間でしたが、よく釣りました(笑) 才能ある!
阿寒湖ワカサギ釣り

新婚のお二人は合わせて10匹!
阿寒湖ワカサギ釣り釣果

釣ったワカサギは近くのお店で天ぷらにしてもらいます。
阿寒湖ワカサギ天ぷら

釣りたての揚げたては、美味しいですよ。
ゆるキャン 志摩りん ビーニー

この後は、近くのホテルにチェックインして、ゆっくり温泉。
夜は阿寒湖の湖面で花火が上がります。食事中に花火を見ることができました。

最後は夜の阿寒湖散歩。泊まっているホテルがとても明るいです。
運がいいと、阿寒湖の氷が成長する不気味な音を聞くことができます。この日は聞くことはできませんでした。残念!

早朝阿寒湖散策

2日目はハードスケジュール(笑)
阿寒湖で遊んで、スノーシューをして、知床まで移動して流氷ウォーク! まずは早朝の阿寒湖です。氷点下20℃弱。

自然歩道を歩いてボッケ(泥火山)まで。雪のない場所は、地熱で雪が溶けているからです。

ボッケから上がる水蒸気が周囲の木にくっついて美しい霧氷になります。

その近くでは、フロストフラワーも見ることができます。
阿寒湖 フロストフラワー

湖面に出られる所まで移動して、湖面へ。雄阿寒岳がそびえています。
阿寒湖では温泉が湖底から湧いているポイントが複数あります。知らずに歩くと水中に落ちる危険があります。特に湖に出る場所です。最近は知らないか、知っていても危険を軽視しているかわかりませんが、危ない観光客をよく見かけます。個人で歩かないで、現地のガイドツアーなどに参加するようにしてください。

日の出の時間です!時間計算完璧!
阿寒湖夜明け

最近のお約束、お湯を撒いてみます。
ムペンバ効果

シュッという音とともに水が空気中で凍ります。
阿寒湖ムペンバ効果

これをムペンバ効果というのですが、難しいことはさておき、楽しいです(笑)
すべてが凍るわけじゃないので、上に撒くと若干水が落ちてきて濡れます(瞬時に凍るけど)

阿寒湖にしてはそんなに寒い朝ではありませんでしたが、それでも髪の毛とかは白くなっていました。

次は、濡れたタオルを振ってみよう! と思ったら、濡らして持ってきていたタオルが既に凍っていました。。。

凍っていなかった方のタオルは、振り回すとキレイに凍りました。聖火ランナーみたい!

次はバスタオルでやってみようかな?

極寒の遊びばかりやっていましたが、美しい朝ですよ。

最後は某ポイント。これは何という現象なのかな?
逆さつららでも、氷筍でもないし。垂れる地下水が凍ったようですね。

ホテルへ戻り、朝食。そして、スノーシューハイキングに出発です。

藻琴山スノーシュー

阿寒湖から屈斜路湖、そして知床へ遊びながら移動します。

屈斜路湖のポイントに立ち寄りながら、藻琴山の登山口へ。屈斜路湖の源流。夏のカヤックもいいよ〜と宣伝(笑)

砂湯でオオハクチョウの見学

噴煙を上げる硫黄山

そして、藻琴山の登山口へ!

いい天気で良かったです!

冬の道東にしては、かなり暖かい日です。もちろん氷点下ですが。
藻琴山 山ガール

オホーツク海が見えますが、流氷が到達しているのがわかります。

最近、雪が降っていないので樹氷がどうなっているか気になっていましたが、しっかりとありました。

美しい景色です。大半が初めてのスノーシューです。最初にこの景色を見られるのは贅沢ですよ!
藻琴山スノーシュー

屈斜路湖も美しい

山頂までは時間や装備の関係で登りません。登るにはもっと装備を整えて、時間のある時に!

スノーシューは下るのも楽しい!

時々、ハイマツトラップがありますが!

絶景スノーシューでした。

最後にお遊び(笑) 急な斜面を駆け下りてみましょう!

フカフカの雪は楽しいです!

2回目のチャレンジ!

そういえばと思い出し、2週間前に突き刺したつららを探したら、登山口に小さくなって残っていました。

冬の北海道女子旅案内
冬の北海道アウトドア女子旅を案内です。スノーシュー・釣り・動物観察・バードウォッチャー・スイーツ・温泉など思いっきり楽しんできました。寒いけど、寒いより楽しいが勝っちゃいます!

流氷ウォーク&流氷スイム

楽しかった&絶景の藻琴山から知床のウトロへ。楽しい楽しい流氷ウォークです!

ドライスーツを着用して、流氷の上を歩いたり、泳いだりします。

流氷ウォークのガイドさんとも仲良くなり、私のお客さんがどういうタイプなのかわかってくれています(笑)
ルールの範囲内なのですが、めちゃ激しく遊ばせてくれるようになりました。

今年は観光客が戻ってきたので、さすがに貸し切りは無理でしたが。

知床流氷ウォーク

最初は記念写真を撮ってもらってから、自由に遊びます。
この日の流氷コンディションは一面凍っているようで、比較的薄くて脆い氷に覆われています。密度の高い流氷は少し遠く。凸凹のない氷は、海水が凍ったもので流氷ではありません。
流氷ウォークペンギン

ガイドさんから「沖本さんとこは先頭でガンガン攻めていいから」と言ってもらいますが、これがナカナカ難しい。
真水なら氷の厚さが5cmもあれば、余裕ですが。海水の5cmは脆いです。進むと氷が割れてカオスに(笑)

こういう遊びは、安定したところより不安定でドキドキする方が楽しいんです。

氷に乗ろうとすると、割れてしまいます

最初は慎重ですが

慣れると、めっちゃ楽しい!!!
薄氷を踏む思い 流氷

進むと、凍っていた海面が割れていきます。こういう氷の上に乗るのはかなりコツが要ります。

写真はないけど、氷の上に乗ると、氷がたわんでミシミシ音がします。まさに薄氷の上に乗るって感じ!
楽しかった!!!!

お金は払うから、流氷ウォークのロングバージョン作ってくれないかなぁ。。。
現地ツアーに入る時は、ガイドなんて要らないんじゃない?って思う方もいるでしょうが、違うんです。

現地のガイドさんは付きっきりではありません。一緒に楽しく遊んだり、いっぱい写真を撮ったり、これ面白いよ、こうしたらいいよって言うのは難しいんです。慣れた人と一緒に行くメリットはありますよ。

野付半島でいろいろ

この日は野付半島で遊びますが、その前に知床の奥まで行ってみましょう。
羅臼岳が見える道を歩きます。

雪の羅臼岳は迫力があります!

オシンコシンの滝 ここは凍ることはありません。
オシンコシンの滝

オホーツクの海には流氷が。これからは流氷を見ると、どこを歩くのが楽しそうか考えるようになるね(笑)

そして、野付半島へ。最初は動物ウォッチング。
まるで北欧のような景色の中で、シカが草を食んでいます。

ハロ現象です。天気崩れていくのかな?

立派なエゾシカはトナカイのように角が立派!
野付半島 エゾジカ

そして、バックが氷原なので絵になります。

今回のメンバーは、キツネ愛が高かったので、キタキツネを探します!
いっぱい見ることができました!!
野付半島 走るキタキツネ

トドワラ方面へ散策したのですが、何回もウロウロするキツネが(笑)
氷上のキタキツネ

追いかけっこもしていました!

トドワラの立ち枯れした木々はほんとに少なくなって、地名も変えたほうがいいくらいに。
冬のトドワラ

夏はホッカイシマエビが獲れ、ゴマフアザラシが泳ぐ海です。

遠くにはオオワシとキタキツネ
このポイントは氷下待ち網漁の場所。漁はしていませんが、おこぼれ狙いですね。オオワシとキタキツネ

オジロワシも飛んでいます。

キツネが近くを通過していきました。特に餌をねだっているとかそんな感じではありません。

下をペロン! みんな大喜びでした!

最後はトリック写真。ここでは南米のウユニ塩湖っぽい写真が撮れます!

まずは、練習から。 遠くから見てたら、変な人達です(笑)
野付半島トリック写真の練習

本番ではこうなります!
野付半島トリック写真

寝そべりバージョン

一番難しいのがこれです。
野付半島トリック写真 高難易度

いろんな遊びをして、今夜の宿へ。
途中の夕日は素晴らしかった!

日本では平らな場所に太陽が沈んでいくことは殆どないので。ちょっとサバンナの夕日を思い出しました。

養老牛温泉バードウォッチング

宿泊は行きつけの養老牛温泉。温泉も食事もハイグレードです。

夜に見たいのはシマフクロウ! ゆっくり食事をしながら待ちます。

来てくれました。急いでカメラを持って向かいます。良かったぁ〜ホッとします。

しかし、1分足らずで行ってしまいました。。。ゆっくり見ることはできませんでした。残念。。。

食事後、結構待ちましたが来ることはありませんでした。こういうこともあります。

翌朝、ゆっくり朝食を食べて、シマエナガを待ちます。

この日はちょっとシャッタースピードを上げて撮ってみました。ミヤマカケス

ハシブトガラ

シジュウカラ

ゴジュウカラ

ヒガラ

アカゲラとミヤマカケスの争い

いろんな野鳥が来てくれましたが、残念ながらシマエナガは現れませんでした。こうなると、初日に少しですが見ることができていてよかったぁとなります。お昼には釧路空港へ行かないといけないので、10:00には養老牛温泉を出て、帰路へ。

あっという間の4日間でした。ありがとうございました! 夏もお待ちしています!!!

おまけ

関西行きの飛行機はお昼過ぎですが、東京行きは夕方です。

ということで、オプショナルツアーへ。

ラーメン女子なので、お気に入りのラーメン店へ! 顔小さい!

ルビナリティー【ラーメン女子】
Welcome to my channel! ラーメンが好きすぎるラーメン女子のルビナです。🍜 このチャンネルでは全国の美味しいラーメンを紹介していきます!

釧路湿原とかへ行って(何故か写真撮ってなかった)

最後はジュエリーアイスの海岸へ。

あまりなかったけど、氷を集めて
大楽毛海岸ジュエリーアイス

風景写真は苦手なので、もっと撮り方を覚えなきゃなぁ〜。

日が暮れたら、空港へ送って終了! 私は釧路に泊まって、翌日から移動です。

この冬はとても充実して楽しい日々でした。参加いただいた皆様、ありがとうございました!!!

この後は数日、事務仕事をしたり、ルスツでスキーをしたりして北海道は終了。本来は新婚旅行の案内予定があったのですが、中止になってしまい、少し遊びました。ここまで、人数が減ったりしたツアーはありますが、中止にならなかったのに感謝しないといけません。

日本に北海道があって本当に良かったと思います。そして、冬の北海道の案内は本当に上手になったと思います。時間読み、宿チョイス、喜ぶツボ、臨機応変さ、企画、説明、コロナ前よりレベルが上ったと思います。