今年も唐松岳にチャレンジしてきました。
昨年は大荒れで断念した唐松岳。今年はテントを持って、山中で宿泊してリベンジしてきました。
登頂日はこれ以上ないという天候に恵まれて、幸せな登山でした!
冬の唐松岳テント泊の日程
日程のポイントは、キャンプ地選び。メンバーの体力とスキルを考えて、2130m地点に。2日目は早朝に出発して山頂を目指します。昼頃には下山して、入浴後に関西へ。ややハードなスケジュールです。メンバーは9名。
① | 夜、関西発 車で白馬へ |
② | 白馬八方尾根スキー場ーゴンゴラ&リフトー八方池山荘前(1830m)…八方尾根…キャンプ地(2130m) |
③ | …唐松岳(2696m)…キャンプ地…八方池山荘前ーリフト&ゴンドラー白馬=関西へ |
2018年の唐松岳
2017年の唐松岳
厳冬期の唐松岳登山
八方尾根のキャンプ地へ
金曜日の夜に関西を出発して、明け方には白馬村へ。関西からは遠い。。。
スキー場の駐車場で準備
定番になりつつある、ザックの外に付ける大鍋(^^)
白馬八方尾根スキー場のゴンドラ乗り場へ
荷物券を買う必要があるので、ザックを量りに乗せてみると。24kg。。。。まあまあの重さになっています。
ゴンドラとリフトを乗り継ぎ、八方池山荘へ。このリフトに乗っている時が、山を歩いている時より寒いのは、冬山のあるある(^_^;)
八方池山荘から少し上がると、ガスが切れる瞬間も出始めます。しばらくはアイゼン不要なコンディション。
荷物は重いけど、今日の日程は短め。頑張ろう!
八方池を過ぎて、アイゼンを装着。いろんな状況下で、すばやく装着できる練習をもっとしないといけないね。
アイゼンを着けたら、もうすぐキャンプ地! 風もそこそこあり、アルプスの雪山っぽい雰囲気になってきた。
キャンプ地へ到着したら、お昼。冷めやすいカップラーメンはこうやって作ると◎
キャンプ地に選んでいたのは、八方尾根の稜線にある樹林帯。ダケカンバの森です。
テントはアライテントを2つ。5人が寝るベーシックドームと4人が寝るタフライズ。
風はさほど強くないですが、この後ブロックをテントの周りに重ねました
人数が多いので、トイレも作りました
雪上訓練
キャンプ地の設営が完了したら、夕食までの時間にちょっと練習。
ピッケルの使い方
バケツの掘り方
急斜面の歩行 腰を引かないようにね〜
滑落停止 などなど
夕食はとり野菜みそ鍋
夕方が近づき、天気が落ち着いてきました。天気予報が正しければ、登頂日は快晴のはず!
今回は雪山での宴会がメインではないので、酒量は程々に(^_^;)
メニューはとり野菜みそ鍋です。
例の大鍋で一度に大量調理
雪山の鍋料理についてはここで詳しく書いています
大鍋は一度に大量にできるので楽です。雪山で食べる鍋は、どうしてこんなに美味しいのかなぁ〜
翌朝早いので、いつもより早めにおやすみなさい!
唐松岳登頂
まだ真っ暗なうちに準備開始。天気は良さそうです。
しばらくすると、白馬三山が見えるように
夜明け前の張り詰めた空気が気持ちいい!
夜明け前が一番好き!
振り返ると、みんなのシルエットが綺麗
太陽が出た!
今回のNo1写真はこれ
唐松岳を目指します。
そして、山頂へ! この日の一番乗り!しばらくは山頂を独占できました。
剱岳がかっこいい!
五竜岳もかっこいい!
初めての冬の北アルプスで、この景色見たら、ハマっちゃうね(#^.^#)
風も弱く穏やかだったので、ゆっくり山頂を堪能しました。
下りましょうか!
帰りたくない気持ちもあるけど、帰路は長いです。
急斜面は慎重に
緩斜面は楽しく
さらにゆるい斜面では、滑落停止の練習を再び(^^)
最高の天気なので、続々と登山者が上がってきます。
人混みを避けて、誰も歩いていない斜面へ。
バケツを掘って、ちょっと休憩
キャンプ地まで戻ると撤収
ピッケルからストックに持ち替えて
鹿島槍が見えてきた!
五竜も
そのうち登りに行かなきゃね!
最後に全員で! 本当に素晴らしい天気でした。最高すぎるくらいの登山でした。
八方池山荘からリフトで下山
トラブルもなく、天候にも恵まれて、最高の登山ができました。こんな事ができる仲間に感謝!
帰路はあづみ野の大雪渓に立ち寄り!
やや強行な日程ですが、関西から土日のみ使う登山だとこうなってしまいます。
このような日程を真似する方は、山中はもちろんですが、車の運転も気をつけましょう!