登山&アウトドアガイドの沖本です!
2022年のゴールデンウィーク最終日は、アウトドアサークルで読図講習会を開催しました。
最近はスマホのアプリが進化して、紙の地図を読めないというか、読もうとしない登山者が増えています。もちろん、きちんとアプリを使いこなせれば紙の地図がなくても読めなくても、登山は可能になりました。
でも、山に入ってまでスマホばっかり見ているのって楽しくないと思いません??
とういうわけで、六甲山の読図講習会です! 私は大学では地理学を学んでいたので、こういうのはメッチャ得意!
六甲山読図講習会の内容
午前 三ノ宮の勤労者会館で3時間弱の座学
地図の読み方の基本から、ちょっと高度な知識までしっかりと勉強します。
等高線→尾根と谷の見分け方→この後歩く六甲山のルートのシミュレーション
磁北線→磁北線の意味→磁北線の引き方→コンパスの使い方→山座同定の仕方
午後 実際に地図を持って山を歩き課題をこなす
いくら机上で勉強しても、実際に使うのは山の中なので、実践は絶対に欠かせません。
神戸の王子公園から六甲山の摩耶山へと歩き、読み方や使い方を勉強しながら、課題をこなします。基本的な登山のこともついでに勉強できます。
できるだけ、座学と実践は同じ日に行ったほうがいいです。だって座学はすぐに忘れちゃうから(笑)
それをよく覚えているうちに山で使うと、記憶が固定されやすいです。
六甲山読図講習会
三ノ宮で座学
もう何回やっているのか数えられない、読図講習会。これまでも多くの登山者に講習してきました。
スマホの進化とともに、講義の内容も少しずつ変化させ、時代にあったものにしています。
最初はパワーポイントで基本のお話。
等高線の読み方から、磁北線の意味まで丁寧に!
聞いているだけじゃなくて、作業もしていただきます。
まずは磁北線を引いてみる!
そして、午後に登る摩耶山の等高線を確認して、尾根と谷を記入してもらいます。最初は間違っていてもいいです。
細かくて面倒な作業ですが、これをやるとのっぺりとした地図から、いろいろなものが見えてきますよ!
あっという間の座学でした〜!
午前に使用した地図で、午後は六甲山を歩きます。
六甲山で実践登山
昼食の時間を挟んで、実践登山の開始です。
六甲山読図講習会 / 沖本浩一さんの摩耶山(兵庫県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
スタートは阪急の王子公園駅から。市街地を歩いて、登山口へ向かいます。
登山口まで歩くと、これからいよいよ地図読みの練習と登山の開始。
歩きやすい道からスタートです。
地形の特徴、道迷いをしないためのポイントなどを確認しながら。問題を出しながら。
そして摩耶山(三角点)へ!
最後は展望の良い掬星台から、コンパスを使って山座同定。
ご参加、ありがとうございました! 継続して紙の地図を読んで下さいね。
地図のことは下記のリンクでも学べます。