野鳥界のアイドル「シマエナガ」

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登山ガイド&アウトドアガイドの沖本です。

本職は登山ガイドなのですが、実はバードウォッチングの案内もできます。

とはいえ、鳥を探し求めて日本や世界を巡っている方を満足させられるほどの能力と知識はないのですが(汗) 自然が好きで鳥も見てみたいってくらいなら、大丈夫です! もともと旅行会社でバードウォッチングツアーの企画や添乗をしていたくらいですので。

今、一番人気のある野鳥を紹介してみたいと思います。その鳥はシマエナガ! 北海道の小鳥です。

この記事のシマエナガの写真は、全て案内中に撮影したものです。

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シマエナガとは

シマエナガってどんな鳥かなって思って、古い図鑑を引くと出てこなかったりします。それは、エナガという鳥の、亜種だからです。エナガは本州でも見ることができますが、シマエナガは北海道でしか見ることはできません。人気が出たので、最近の本ではしっかり紹介されています。

全長は12~14cm程度、小さいので動きが早く、鳥の撮影を普段からやっていなければ、撮影は困難を極めます。
エナガは頭に黒い線が入りますが、シマエナガは真っ白! それが可愛いんですね(笑)私の北海道のツアーでは、この鳥が見たいから参加したって方もいるくらいです。

普通に考えたら、頭が真っ白なのにシマエナガって変かと思いますが、シマエナガのシマは「島」で、その「島」は「北海道」を指します。ちなみにシマフクロウも同じです。

正面から見る顔がかわいい

最も人気があるのが、正面から見た姿。●と▲で顔ができています(笑)
でも、動きが早いのでじっくりと見るのは難しいんです。

もちろん、ずっとシマエナガを追っかけて、粘れば撮れるんでしょうが。ガイドしながらの撮影は時間も限られるので、限界があります。

動きが早く、木の枝の間を飛び回りますので、タイミングも難しいし、ピントも合いにくい。とにかく連写!

木に留まると、こっち向いて〜って思いなが待ちます(笑)

顔が真っ白なので、立体感がなく、2Dみたいに見えるから可愛いのかな? 正面でも、顔に立体感のない方がいい写真になります。

横から見ると意外と細い

角度によって、いろんな見え方があります。これはシュッと細長い感じ。

尾羽根が長いですね

寒い日はまんまる

シマエナガでも、寒い日は羽毛を逆立てて暖かくしているのではないかと思います。

正面もいいけど、丸いのも悶絶級の可愛らしさです!

先程の細長い状態と比べると、別の鳥のようですね

貴重なうんこシーン

飛翔シーン

シャッタースピードを上げないといけませんが、ISOも上がっちゃいうので画質がどうしても落ちてしまいます。。

シマエナガの観察ポイント

かわいいシマエナガの見られる、冬の北海道はとっても寒いです。このページのシマエナガは、ここまで全て道東で撮影したものです。
冬の道東はレンタカーの運転は大変だし、公共交通機関も不便ですから、あまり個人旅行はすすめません。

写真は難しくても、自分の目で見たいという方は、千歳空港近くにいいポイントがあります。

それは、名前からしてそのまんまですが、「ザ・バードウォッチング・カフェ」

シマエナガの来るカフェに行ってきた
人気No1と思われる野鳥「シマエナガ」を見ることができかもしれないCAFEに行ってきました。ついでに「ウポポイ」へも。心に残ったのはTHE BIRD WATCHING CAFEでした。

詳細は記事を見ていただくとして、出てくるスイーツもとっても可愛らしいので、おすすめです!!

シマエナガは特別珍しい鳥ではないので、公園とかを歩いていると見かけるチャンスもあります。山奥よりもむしろ人里に近いほうが、簡単に見られるような気がします。でも動きが早いので、フィールドスコープは対応できなく、双眼鏡でも慣れないと難しいです。

シマエナガを見たい・撮影したいので北海道へ行くという方へ。事前にエナガなどの小鳥を観察し、撮影する練習をしてから行くことを強くすすめます。ジュリジュリという鳴き声はエナガもシマエナガも同じなので予習になります。

それほど高価なものでなくていいので、双眼鏡があるとバードウォッチングは楽しくなりますよ。

カメラ機材はこれを使っています。防塵防滴&超低温下でも安定して動くのでアウトドアで使うミラーレスとしてはおすすめです!

レンズはこれ。F2.8でテレコン1.4を装着してもF4で撮影できます。マイクロフォーサーズなので、フルサイズ一眼の420mm相当です。

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