ピレネー山脈を歩いてきた

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

6月の中旬、まさにピレネー山脈のベストシーズンにフランスとスペインの両側でハイキングを楽しんできました。お花畑も美しく、みんな楽しんでもらえたのではないかと思います。

ピレネー山脈 オタル谷のお花畑

ピレネー山脈 オタル谷のお花畑

ピレネー山脈とは

ピレネー山脈といえばスペインとフランスそしてアンドラ公国の国境、イベリア半島の付け根に聳える、全長430kmの大山脈です。アルプス造山運動で隆起した山々ですが、ヨーロッパアルプスよりも古くて、浸食が進んでいる印象があります。

マッターホルンやモンブランのように誰でも知っている著名な山頂がないので、普通の人はイメージしにくいのではないかと思います。ちなみに最高峰はアネト山(3404m)になります。

フランス、スペインの両国から世界自然遺産と文化遺産の両方である複合遺産の指定を受けています。

ガヴァルニー大圏谷

ガヴァルニー大圏谷

ピレネー山脈ハイキングの日程

今回の企画はお客様からのリクエストで作りました。
私は旅行会社ではないので、受注型企画旅行という形で旅行会社さんに依頼をして、私が添乗員として同行しています。

1日目 関西空港よりエールフランスでパリ経由、トゥールーズ
2日目 トゥルムース圏谷ハイキング 後、アルジェレス・ガゾストへ 3連泊
3日目 ガヴァルニー大圏谷ハイキング
4日目 ゴーブ湖からヴィニュマール峰展望ハイキング
5日目 ピック・デュ・ミディ・ドッソ展望ハイキング 後、スペインのトルラへ
6日目 オタル谷のフラワーハイキング 後、ビエルサへ
7日目 ピネタ谷のハイキング 後、バルセロナへ
8日目 バルセロナ観光
9日目 バルセロナより、KLMオランダ航空でアムステルダム経由、関西空港
10日目  関西空港到着

関西空港からトゥールーズへ

関空からエールフランスでパリのシャルル・ド・ゴール空港へ。

フライトは12時間35分です。フランスの航空会社らしく、機内食にはバゲットがでます。
味は可もなく、不可もなく。平均的。
エール・フランス機内食

パリで乗り換えてトゥールーズへ
シャルル・ド・ゴール空港

トゥールーズといえば、ボーイングに並ぶ航空機メーカーのエアバスの本社があります。
空港には何台ものベルーガという航空機の翼などを運ぶ巨大な航空機が!
写真!!!って思ったけど、残念ながら、カメラは手荷物棚の中。。。Wikipediaから写真借りました。

Wikipediaより

外に出ると虹が出ています!幸先いいかな(^^)って思っていましたが、
この時ピレネーは大変なことになっていました。。。

トゥルムース圏谷ハイキング中止

トゥールーズのホテルで一晩泊まり、翌日から行動開始。
昨日、何が起こっていたかというと。洪水です。。。

https://www.facebook.com/meteopyrenees/

ピレネーの麓の、ルルドというキリスト教の聖地がこんな感じになっています。
山を歩くどころではないですね〜。

少し山道に入ると濁流が押し寄せてきます。スローで撮影してみました。

ということで、この日のトゥルムース圏谷のハイキングは迷わず中止!

一旦、宿泊するアルジェレス・ガゾストへ。
ゆっくりと昼食を食べて情報収集。

影響のないピレネーの村を歩いたり、教会や聖堂へ

雨のピークは越えたようなので、天候の回復に期待!

泊まったホテルはエベレータがなくて、荷物運びは大変でしたが、アットホームでいい感じ!

エーデルワイスの咲く、庭がきれいでしたよ!

ガヴァルニー大圏谷ハイキング

道は通行止めではない、ということで
予定通りガヴァルニー大圏谷のハイキングへ。

圏谷とは氷河地形のカールのことです。

天候は回復傾向!! ハイキングのスタートです。

ここはサンチャゴ巡礼の道でもあります。
フランスではサン・ジャックの道と呼ばれます。サンチャゴ巡礼道も歩いたなぁ〜

奥の山がガヴァルニー大圏谷になります。

U字谷の底は家畜の放牧エリアで、お花畑が広がります。
ピレネーは山の自然と牧畜文化の複合した世界遺産なのです。

ピレネーイワタバコが多く咲いていました。
ピレネーイワタバコ

広くて静かな草原でお昼に
雲よ上がれ!!!(*^_^*)

お昼は手作りランチ!美味しそうでしょ(*^_^*)

のんびりと、みんなでいただきました。

昼寝してたら、ガスが上がってきた(^^)

更に谷の奥へ進みましょう!

マーモットがお出迎え!

黄色のサクラソウ

ランの種類 Orchis ustulata
斑点の模様がきれい
Orchis ustulata

どんどん天気がよくなります。

圏谷の奥まで入ってきました!

まさに絶景!!

今年は残雪が多いので、あまり奥まで行かないようにしました。

それにしても素晴らしい景色

前日の天候から考えれば奇跡的な気がします!

復路は簡単な道でらくらく(^^)

手軽に絶景を楽しめる、良いコースですよ!

実はこの2018年の6月前半のピレネーは記録的な天候不順でした。
そして、この日を境に天候が良くなり、夏山シーズンを迎えたのでした。運が良かった!

私のインスタの写真をMeteo PyreneeというFacebookのピレネー情報サイトが勝手に掲載しています(^_^;)
一応名前入れてるつもりだろうけどYAMA-GUIDE-OKIMOTOが正しいのに、YMA-GUIDEになってる。。。

さらにカバー写真にまで・・・なってる(^_^;)

ゴーブ湖ハイキングとスペイン橋

ピレネー・ゴーブ湖

ピレネー山脈 ゴーブ湖

ゴーブ湖(Lac de Gaube)とは

フレンチピレネーで最も美しい湖とも呼ばれます。標高1725m、水深約40mの氷河湖です。氷河湖にしては透明度が高く、上流の氷河が後退したことを感じさせます。無風の時は、湖の奥に聳えるヴィニュマール(3928m)の一部が映り込み、更に美しくさせます。
写真ポイントは奥のレストランではなく、真ん中の岩の上かな。

ゴーブ湖のスタートはスペイン橋の駐車場

この駐車場まではコテレという街から渓谷をどんどん奥へ!
車窓からでもこの景色(*^_^*) そう、洪水になるほどだった大雨の影響が残っています。

スペイン橋という橋は世界のあちこちにありますが、このスペイン橋はスペインとの交易の場として使われていた事からその名がついたそうです。

ここからゴンドラとリフトを乗り継いで、ゴーブ湖へ向かいます。
日本なら、売店があり飲み物やお土産が買えたりしますが、ここにあるのはトイレとチケット売り場のみ。

天気予報のみ張り出されています。
あれ??今日は雨になるの!!! ショック!

まずはゴンドラ

次はリフト

シンプルなリフトの上駅
トイレもない(^_^;)

ここからはほぼ水平な道を歩くとゴーブ湖

お花も多くて、らくらく。それでいい景色が楽しめて人が少ない!

天気予報に反していい天気(*^_^*)
最後まで晴れてて!!

そして、ピレネーで最も美しいといわれる ゴーブ湖へ!
ピレネー・ゴーブ湖

ほんとに美しい。すっごい綺麗。
湖の奥に見えるのはヴィニュマール峰(3298m)の一部。
ちなみにフレンチ・ピレネーの最高峰です。

ここだけでは物足りないので、さらに湖の奥へ!
ちょっと岩がゴロゴロしています。

見上げると

サクラソウがとってもきれいに咲いています。

もう少し歩くと、ヴィニュマール峰の山頂が見えるよ!

この高原でお昼ご飯。
そして、奥にちょっと見えるのが、フレンチピネー最高峰のヴィニュマール!

ゆっくりお昼の時間

カモシカが出てきた!

ピレネーシャモアという名前です。

ちょっとお昼寝(*^_^*)

往路をゴーブ湖まで戻ります。

リュウキンカ

曇ってきて、風が少し。
そうした途端に、湖面が波立ち、景色が反射しなくなりました。

分岐をスペイン橋へ
帰りはリフトを使いません。

目まぐるしく変わる天気

草原の道は気持ちいい!

お花もきれい

草原に溢れる水

そしてスペイン橋へ
これだけ見ると普通の石の橋ですが

橋の下は激流です! 虹もかかってきれい!ピレネー スペイン橋

橋の上流は滝

天気予報は良くなかったのに、晴れちゃいました(^_^)

この日のルートです

ピック・デュ・ミディ・ドッソ展望ハイキング

ピック・デュ・ミディ・ドッソ(PIC DU MIDI D’OSSAU)とは

標高は2884mとそれほど高くありませんが、ピレネーの主脈から少し離れているので、その高さが際立って見えます。特徴的な山頂の形で知られる山です。

この日でフレンチピレネーも最後。このハイキングの後は、スペインへと国境を越えます。
3連泊のアルジェレス・ガゾストのホテルをチェックアウト。

お世話になりました。アットホームでいい宿だったなぁ(*^_^*)
いっぱい旅をしていると、どこも同じような大きいホテルの記憶ってどんどん薄れていく。
オーナーの顔が浮かぶような宿はいつまでもしっかり記憶に残るんだよね。

また行くね!!

一旦、ルルドまで出ます。
ルルドはキリスト教の聖地で、フランスではパリの次にホテルが多いそうです。
独特の雰囲気があります。

ラランスの村でちょっと休憩

少し走って、登山口のビウ・アルティーグ湖へ。
お〜!!!
なんと、なんと大型のポルチーニ茸をドライバーのフレッドが見つけた(*^_^*)
ポルチーニ茸

でも、あれ~ガスガス(^_^;) 今日は晴れる予報のはずやってんけど??

いろんなコースがあるけど、往路は森の中をチョイス。
まだ、大雨の影響が残ってて、林道に水が溢れてた。

森のなかには寄生植物
正式名はPurple Toothwort
Purple Toothwort

日本っぽい雰囲気の森に

ヨーロッパでは貴重なブナの森でした

日本で見られるブナにそっくりです。

そして、広い草原へ。お花畑は見事です。

ガスで何も見えないので、お昼にします。早く晴れて欲しい〜!

究極のピクニックランチ??

ここで、究極にインスタ映えして美しいランチの登場です(*^_^*)

個人企画だからこそできるサービスがあります!!

凄くないですか!! 山の中でこんなランチが食べられるなんて!

ワインはあのシャトー・マルゴー2004 ?? 

ゆっくりワイン飲んで、ランチを楽もう!(ここはフランスなのでフランス流に)

その時、一気にガスが晴れて

大興奮(*^_^*)

思い思いの写真撮影(^^)

天気予報、疑ってごめん。ガスから一気に出てくれたから感動は倍以上に!

更にもう少し奥まで歩きます。
半端ないお花畑。

Orchis sureau ハクサンチドリの仲間で2色あります。
奥の白いのも同じ種類

巨大なハゲワシが悠々と上空を旋回

飛んでいると目立ちますが、絶滅が危惧される種です。

目的地の湖横の高台へ。絶景です。

湖には水仙がいっぱいでした。

帰りは簡単な道を歩いて

この日のコース
左のダム湖から右の湖へ歩いています。

スペインのトルラへ

下山後は、専用車でオペインのトルラへ。国境越え〜!!

ピレネーは再びガスが出てきました。

でも、国境を越えると!
スペイン国境

晴れた(^^)

これ以降は全く天候の心配をしなくなりました。
1時間半ほどでトルラへ!

狭い石畳の街。とっても雰囲気がいいです(^^)

食事前にスペインワインで反省会(^^)
後の山はオルデサです。ラテンの国の方が開放的な感じがするね〜!

夜のトルラの雰囲気も◎
そう、FIFA2018ワールドカップが始まったのでBARでちょっと観戦!

花のオタル谷ハイキング

ハイキングのスタートはオタル谷の奥。
普通の車では入れないので、四駆を借りて奥まで進みます。

車を降りるとそこはお花畑!!!

黄色のお花畑を楽しみながら、ブハルエロ橋まで歩きます。
マーモットがお出迎え!

黄色だけじゃなくて、ウンランの仲間も

ハイキングの道はお花畑のど真ん中

キク科・キンポウゲ科・バラ科 いろいろな科の黄色い花が咲き乱れます

そりゃあ笑顔になります(*^_^*)

夢のような時間だったとか

そして、こんなにお花がきれいなら人が多そうですが、最初は貸し切り状態でした。
そういえば、今回の旅行で空港を出てから日本人はおろかアジア系の旅行者にも会っていない。

ホントにきれい。それだけ(^^)ピレネー山脈 オタル谷のお花畑

ここから奥はまだ放牧の牛が入っていないので、見事なお花畑でした!

小屋に向かって下山です。

麓では牛の放牧中

あと少し!

ゴールのブハルエロ橋に到着!

お花のハイキング!素晴らしかった(^^)

この日のコース。
右奥から左へと片道だけのハイキングでした。
短いと思われる方もいると思いますが、毎日毎日歩くのでもう少し歩けたかな〜って思うくらいが適度だと思います。花を見たり撮ったりするのも忙しいしね。

ハイキングの後はちょっと寄り道。

サン・サルバドールからの景色

美しい村として知られるアインサ

この日の宿はビエルサの奥、ピネタ谷のパラドール。

夕食、美味し〜!

ワインも美味し〜(^^)

夕食の後、やっと暗くなります。

ピネタ谷ハイキング

ビエルサのパラドールからの景色

素晴らしい景色の中に宿泊していました。

ここから眺めるピネタ谷の奥は、まるで上高地から眺める穂高連峰のよう

当初はこのラッリ谷に行く予定でしたが、花を牛が食べ尽くしたという情報が入ったので、目的地を変更しました。

最初は森の中の道。ここにもブナの森。

美しいピレネーイワタバコの群落

どんどんカールの奥へ向かって歩きます。

振り返ると美しいピネタ谷が一望

目的の滝の下までもう少し

ルリカンザシ

目的地に到着

最後の記念写真!

下山途中、めっちゃ虫を捕まえたムシトリスミレ発見

葉っぱをマクロで撮影してみると
なかなか良く見えます(^^)

この日のコース

パラドールへ戻って、昼食

昼食はパエリア!
スペインといえばパエリア(^^)

シーフードたっぷりでめっちゃ美味しい。
日本人にはお米が嬉しいね!

食事の後は、バルセロナまで5時間の移動

バルセロナ観光

最後のおまけはバルセロナ観光です。
歩いたり、地下鉄を使って観光を楽しみます。

バルセロナは観光客が多くて、いろいろな入場施設のチケットの事前購入が必要。
サグラダ・ファミリアなんて。。。。

ホテル→ゴシック地区→市場→サグラダ・ファミリア→グエル公園又はショッピングという流れにします。

ホテルから歩いてカテドラルへ

う〜ん 観光客多い(^_^;)
今日は人混みに疲れそうな予感

お昼はサン・ジョセップ市場で食べ歩き

安くて美味しい生ハム・・買って帰りたいけど✗

魚介類 カメノテやマテガイも

お惣菜も美味しそう(^^)

地下鉄の駅まで歩いて、サグラダ・ファミリアへ

だいぶ建設が進んだなぁ〜

生誕の門

入場受付が終わると、音声案内を借りて教会の内部へ
360°のカメラで撮影してみた

次は生誕の塔へ
これも予約必須。バルセロナってふら〜っと観光できないので要注意。
エレベーターで塔の上へ

バルセロナの町並み

ここから歩いて下までおります。
顔を出してみた(^^)

再度、教会の内部を鑑賞

ナウシカの腐海の底のイメージ! ここはナウシカのほうが早いのか

ステンドグラス

サグラダ・ファミリアの次はショッピングに行くお客さんを案内
ショッピングセンターでサッカーの応援しちゃいました(^^)
日本ーコロンビア まさか勝つなんて!!

でもスペイン人は興味0でした!

帰国の途へ

帰りはKLMオランダ航空でアムステルダム経由
座席指定ができなくて、久しぶりに窓側の席に。

バルセロナやピレネーの景色を楽しみながらバルセロナへ

楽しいピレネーの10日間でした!

こんな旅をしてみたい方、お問い合わせください!

20代から80代まで幅広い顧客に、登山やアウトドアスポーツを案内。日本百名山はもちろん、海外経験も50ヵ国、130回を越える。地理学を専攻していたので、地図や自然にも詳しい。登山専門旅行会社の元大阪支店長。山のガイドだけではなく、登山旅行のプランニングも得意。最近は離島案内、カヤック、サイクリングなどのアウトドア遊びの依頼が急増中。
詳しいプロフィール

スポンサーリンク
関連広告



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする