久しぶりに雪の木曽駒ヶ岳で遊んできました。
3月の下旬になるので、厳冬期のような厳しさはありません。
木曽駒ヶ岳は千畳敷のロープウェイを利用すると、体力的にはとても楽に登れます。
天気が悪いと大変ですが、天気が良いと難易度は決して高くないです。
木曽駒ヶ岳の登山計画
ロープウェイを使うので、体力的にはすごく楽。
さらに歩行時間は短いので、余裕で日帰り登山ができます。
しかし、いいコンディションで登るなら、そこで千畳敷ホテルへの宿泊をお勧めします。
今回のスケジュール
1日目 | 路線バスとロープウェイで千畳敷ホテルへ |
2日目 | 木曽駒ヶ岳登山後、ロープウェイとバスで帰路へ |
千畳敷ホテルの宿泊をすすめる理由
木曽駒ヶ岳は余裕で日帰りが可能です。
しかし、駒ヶ根駅を8:00のバス、ロープウェイは9:05が雪山シーズンの始発。
ということは登り始めると、9:30になっちゃいます。
そして、ロープウェイの到着後に、登山者が一気に山に入って混雑します。
個人的には避けられるなら避けたいと思います。
そこでおすすめなのは、ロープウェイの千畳敷駅にあるホテル千畳敷の宿泊です。
ホテル千畳敷は山小屋のシチュエーションにあるホテルにも関わらず
冬季の平日なら11,880円(2018年の場合)で宿泊できます。週末でも12,960円。
アルプスの山小屋なら1泊2食で10,000円が普通になってきました。
快適な部屋・入浴施設あり・美味しい料理で2,000円程度しか変わらないなんて、素晴らしいコスパです。山麓のホテルや旅館と比べると、素晴らしい景色も楽しめます。
朝食をゆっくり食べて出発しても、ロープウェイの始発到着の前に登山を開始できます。
木曽駒ヶ岳登山
ホテルのロビーからの南アルプス景色とご来光は見事!
左から
甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳、塩見岳、荒川三山、赤石岳、聖岳
千畳敷カールと宝剣岳 この朝の気温−9℃!
朝食の後、荷物を預けて登山開始!
天気も雪も素晴らしいコンディションでした。
振り返ると登山者はホテル宿泊者しかいないので、少ない。
ホテルが右端に見えます。
木曽駒で難しいというか体力がいるのは、カールを登りきるポイント
怖いくらいに青い空!
ホテルから1時間ほどで乗越浄土へ到着。
ここで景色が一変します。宝剣岳もよく見える。
登山者が少ないので静かです。
木曽駒ヶ岳は看板奥の丸い中岳を越えて行きます。
千畳敷を見下ろします。
右のオレンジの建物がロープウェイ
左がホテル
シュカブラの模様がきれいです
おおきなエビの尻尾
宝剣岳
この日の宝剣は雪のコンデションが悪いのか、みんな引き返していました。
中岳へ登ると三ノ沢岳や空木岳もバッチリ望めます。
木曽駒山頂へ!
この日は北アルプスから頸城の山々まで完璧でした!
たっぷり楽しんで、往路を戻ります。
乗越浄土へ着いたタイミングで、多くの登山者が。。。
ロープウェイで上がってきたようです。
こういう表現は微妙だけど、ここに来ちゃいけない人たち多数。。。
装備、技術などムチャクチャな人が多い。おそらく我流の登山者。
いくら天気が良くても、アルプスの雪山ですから。
気温が上がり、雪が一気に悪くなる。もう春山に分類できるコンディション。
ロープウェイ駅に着くと、登山相談員さんが登山届を出すように指導中。
行き先か書かず、ザイルもなく、ペラペラの靴で宝剣に行こうとしていた若者が指導されていました。天気がよく、簡単にアクセスできるということは、そういう登山者も増えるということですね。
雪の木曽駒ヶ岳の服装と装備
この日は上下3枚のみ。
上はアンダー2枚重ねてオーバージャケット
下もアンダー2枚重ねてオーバーパンツ
手袋は一般的なオーバーグローブとテムレスを比較するためにあえて。。
オーバージャケット ミレー ゴアテックスジャケット
オーバーパンツ ファイントラック シビロ
アンダーウェア上下 ミレー ドライナミック
ミドル 上 ミレー メリノシャツ
下 ファイントラック メリノ入り
グローブ 右手 テムレス
左手 ファイントラック オーバーグローブ
ピッケル・アイゼン12本・ヘルメット
未使用装備
ツェルト・ザイル・ハーネス・カラビナ・スリング
ダウンジャケット
手軽に絶景を楽しめる木曽駒ヶ岳ですが、
雪山は雪山です。
しっかりと装備を揃え、勉強して登るようにしましょう。