登山&アウトドアガイドの沖本です!
松山での仕事の打ち合わせのついでに、瀬戸内海の離島、興居島の小冨士山に登ってきました。
かなり、マニアックな登山ですが情報も少ないので参考になればと思い、記事を書いてみます。
離島の登山は、少し歩くだけで眺めが良いし、島の雰囲気も楽しめるので大好きですw
興居島(ごごしま)とは
愛媛県、松山の高浜港からフェリーで10分。松山から一番近い島です。愛媛県らしく、みかんが名産です。
人口は1000人ちょいで、8.76平方キロメートル。
松山からのアクセス
離島なのに、ものすごくアクセスがいいんです。
伊予鉄道の高浜駅の目の前に、高浜港があります。
連絡船は1日に28本も出ていて、田舎の路線バスより断然多い!!
しかも運賃250円。自転車は140円。素晴らしい(笑)
ただし、小冨士山に登るなら泊港行きの船に乗らないと遠いです。
小冨士山とは
興居島の南部に聳え、標高は282m。円錐形の形が美しいからか、地元では伊予小冨士とも呼ばれています。公益財団法人日本離島センターの選んだ「しま山100選」のに選ばれた山のひとつ。
俳人の正岡子規が「鶏なくや 小富士の麓 桃の花」とも詠み美しい形と山頂から島々を見渡す展望が楽しめます。今は桃の木ではなく、みかんの木が多く植えられています。
小冨士山へ登ってみた
興居島へ渡る
車で行ったので、松山の町から北にある高浜港へ向かいます。時間も対してかかりません。
途中に愛媛のゆるきゃら「みきゃん」の専門店がありますww
もちろん、すべての商品はみきゃん関連。グッズはともかく、みかんにまで。。。
高浜港に車を停めて、フェリーで興居島の泊港へ向かいます。
興居島は目の前です。近いですね。さらに小冨士山も見えています。運賃は船の中で支払います。
とってもきれいな船ですよ
10分ほどで、興居島の泊港に到着です。あっという間!
小冨士山登山
海からなので、標高差282mの登山になります。高齢の方が、ゆっくりゆっくり登っても、1時間程度です。若ければ20分ちょいかな?
まぁ、行程が長くないので急いで登る山でもありません。
ちょっと反射がきつくて写真ではわかりにくいですが、こんな可愛らしい案内があります。
港から登山の案内が始まっています。
細い路地への入り口もバッチリ!
あとはドンドン登っていくだけです。
山麓はみかん畑
わかりにくそうな所には、大看板
登山としての難易度は、かなり低めです。でも油断はしないこと!
程なく山頂へ。山頂は植栽を伐採して眺めがいいようにしてくれています。
目の前には高浜港。左の大きなフェリーは、北九州の門司へ行くフェリーの発着する松山観光港。
やや南を向くと松山の市街地と石鎚山脈が見渡せます。
更に少し歩いて西側へ行けば、忽那諸島や山口の周防大島方面が一望!
一番近いのが釣島、その左奥にある離れた島が由利島。別名はTOKIOの鉄腕DASHにでてくる「DASH島」
標高は決して高くありませんが、離島の登山は見晴らしがいいですね!
しかし、DASH島はここからだと近いですね。シーカヤックで遊びに行ってみたいものです。
往路を戻り港まで
必要な装備
こんな山なので、基本的に登山装備がなくても可です。歩きやすいスニーカーと軽い防寒着、飲み物があればいいと思います。登山というより、散歩の延長的な感じと思っていただければ。携帯はどこでも入ります。
登山だけだとちょっぴり物足りないかもしれません。でも、旅のついでにちょっと歩いてみようかという感じなら、最適です。
瀬戸内には多くの島があって、あまり情報も多くないので、また別の島で登ったらアップしていこうと思います。