SOTOのフュージョントレックを使ってみた

登山&アウトドアガイドの沖本です!

2021年、登山用の分離型バーナーをSOTOのフュージョントレックに変更しました。

暫く使って、買い替えてよかったなぁと思っています。満足の逸品です。

実際にいろいろな環境で使ってみてこの記事を書いています。WEBから写真やリンクばかり拾ってきて書いた記事ではありませんので、最後まで読んでいただければと思います。

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フュージョントレックとは

SOTO(新富士バーナー)の分離型ストーブのOD缶タイプです。

価格 ¥9,000+税
本体サイズ 約43×14×10㎝(ホース含む)
収納サイズ 約11×6×10㎝
重量 182g
発熱量 3.3kW(2,800kcal/h)
使用時間 純正250gのガス缶で約1.5時間 (パワーガス250トリプルミックス SOD-725T)

商品の詳細

マイクロレギュレーターストーブ FUSION Trek (フュージョントレック)SOD-330 | SOTO | OutDoor Gear
このサイトは、新富士バーナーが、スタイリッシュで機能的な「道具」を通じて、季節やシーンに合わせて楽しむアウトドア・スタイルを提案しています。

重さは182gで折りたたむと分離型バーナーとは思えないほど、コンパクトに収納できます。コンパクトに収納できる理由は、細くてしなやかなホースにあるかと思います。しかもホースが長いので比較的自由にガス缶を配置できます。自動点火装置がないので、ライターが点火用として必要です。
後で、これまで使用していたEPIと比べたみたいと思います。

組み立てるとこのような感じになります。実際の仕様では、ガス缶はテーブルから下ろしますが。

同じSOTOのアミカスと並べてみました。当然アミカスのほうが小さいですが、分離バーナーとしては非常にコンパクトです。

アミカスはこちらで紹介しています

軽量化バーナーのおすすめ SOTOのアミカス
軽量でコンパクト!プロガイドが通常の登山でいつも持ち歩いているのが、SOTOのバーナーアミカスです。これからバーナーを購入しようという方には、非常に有力な選択肢になると思います。

SOTOのフュージョントレックをすすめる4つの理由

耐風性能に優れている

バーナーヘッドはすり鉢状になっていて、耐風性能に優れています。同じようなバーナーヘッドのSOTOアミカスでは耐風性能を実感していますので、これまでの製品でも実証済み

低温に強い

ガスバーナーは低温下になると、ガスが気化しづらくなり、出力が低下します。

しかし、マイクロレギュレーターを搭載しているので、低温下でも比較的安定した火力を発揮します。雪山で火力が必要な鉄板焼きをしてみましたが、全く問題はありませんでした。素晴らしい!!

マイクロレギュレーターとは、ガスの圧力調整装置のことです。搭載しているといっても、低温下で常温と同じ100%の性能が発揮できるものではありませんので、ご注意ください。

分離型としてはコンパクト

これまで使っていた、EPIと比べてみます。
ホースの大きさがが全然違いますよね。ただし、EPIは自動点火装置が付いているので、太くなるのは当然でもあります。実質的なバーナーヘッドの大きさは殆ど変わらないので、風防のサイズ、ホースのサイズ、自動点火の有無が全体のサイズを決めています。

収納すると、はっきりします。圧倒的な差です。

世間ではこれまでプリムスのウルトラ・スパイダーストーブⅡが分離型では最適な選択肢でした。本体重量は167gで、フュージョントレックよりも軽く、分離式バーナーでは超軽量。しかし、値段は3,000円近く高いです。私がこれを購入しなかったのは値段ではなく、ガスのホースが短いから。超大型の鍋を使う時、大型鉄板を使う時などにガス缶の配置が難しかったからです。

大きな鍋や鉄板での安定感

コンパクトなのに安定したゴトクで重たい鍋や鉄板でも安定した調理ができます。

※SOTO以外のOD缶を使用しています。理由は飛行機で行った離島だからです。ガス缶は機内に持ち込めず、SOTOのOD缶はその島では手に入らないため。

大型コッヘルなら、安定した分離型の出番です。

フュージョントレックのレビュー

分離型バーナーを選択するシュチュエーション

OD缶のバーナーストーブはカスカードリッジに固定する一体型タイプと、分離のバーナーに別れます。一般に分離型は大きく嵩張るので、ほとんどの方は一体型のタイプを選択するのではないかと思います。ソロの登山者であれば、あまり分離型を選択するメリットはありません。お湯を沸かすのが用途の中心であれば、一体型のバーナーで十分です。

グループで本格的な調理をする場合になれば、重心が低く安定する分離型のバーナーの出番になります。このサイズの鍋になれば、分離型でないと対応は難しいですね。99%の方はこれより小さい鍋しか使わないと思いますが(笑)

調理をしないお湯のみの場合は、分離タイプは必要ないかと思います。私はSOTOのアミカス。

フュージョントレックをフィールドで使ってみて

海岸から雪山までいろいろなシュチュエーションで使ってみました。

鉄板から大型のコッフェルや鍋も使っています。

すいません。。。余ってたので、プリムスのガス缶使っちゃってます。

重たい鍋や鉄板を載せても本体は安定しています。もちろん火力も安定。ホースが長く、自由なガス缶の配置もできます。
現時点での分離型OD缶バーナーのベストチョイスかと思います!

フュージョントレックに欠点はあるのか?

ここまで絶賛ですが、フュージョントレックに欠点はあるのでしょうか?
気がついたことが3つありますので、挙げてみたいと思います。

自動点火装置がない

最近のバーナーストーブには、だいたい自動点火装置が付いています。故障したり、着きが悪いこともあるので、ライターはどのバーナーを持参する時でもひつようではあるのですが。それに慣れちゃうと、自動点火装置がないのはちょっと不便。

火力の調整に慣れが必要

分離型のバーナーは重心が低いです。鍋を置いた状態で目視で火力の調整をしようとすると、覗き込むように屈む必要があります。それはちょっと面倒です。だから、燃焼音やつまみでの火力調整で直感的に操作することになるのですが、それがフュージョントレックでは難しい。まだ完全に慣れていないからかもしれませんが、仕方なく鍋や鉄板を持ち上げて目視で火力を確認することとなります。いつ直感で操作できるまで慣れるのかな?

専用のOD缶の入手

SOTOのガス缶(OD缶)が手に入りにくいこと。地方のアウトドアショップやホームセンターだとSOTOのOD缶は販売していないケースが多いです。特に離島など飛行機を使って移動し、現地でガス缶はを購入しないといけない場合は諦めるしかありません。他社のOD缶と互換性があるので使えますが、自己責任となります。これまで問題が起きたことはありませんが。。。 屋久島以外の離島なら、OD缶のバーナーよりもCB缶(カセットガス)のバーナーの方がおすすめではありますが。

まとめてみると

全てにおいて完璧な商品はありません。使用目的をはっきりさせてみましょう。

これから、分離型のバーナーを購入しようかという方には有力な選択肢となるのではないでしょうか。