海外の山に登ったことがありますか?
富士山より高い山に登ったことがありますか?
一度は登ってみたいですよね(^^)
日本から簡単に行ける海外で、富士山より高いおすすめの山は、台湾最高峰の玉山です。
入山規制があり、山小屋の予約が困難になってきています。最近は予約の段階で抽選になることも多く、4ヶ月前までに入山申請をしたいです。早めに計画を立てましょう!
台湾最高峰の玉山とは
玉山は富士山よりも標高の高い玉山(3052m) です。台湾といえば、それほど大きな島でもないので、山が多いというイメージが無いかもしれませんが、実は山国。3000m以上の山が200座もあるのです!玉山はその台湾の最高峰!日本占領時代は「新高山」「ニイタカヤマ」と呼ばれました。太平洋戦争の開戦となった「ニイタカヤマノボレ」でご存知の方も多いと思います。
玉山登山をすすめる4つの理由
初めての海外登山に最適
海外の山に登ってみたい! という方に最適な山です。山中1泊2日、日本から4日間で登山可能な玉山は、手軽に行ける海外の山。海外の山に登ってみたいという夢を叶えやすいと思います。
快適な山小屋と入山規制
玉山は山小屋のベットの数しか予約を受けません。宿泊する排雲山荘は92名の定員。日本の山小屋と大違い、詰め込みなし!! 登山道もすれ違いが少なく、自分のペースで歩きやすい。
富士山より高い山
3952mということで、富士山よりも高い山。かといって難易度が急に上がるわけでもありません。富士山より高い山に登ってみたい人には最適の山だと思います。
山頂からのご来光
山頂でのんびりゆっくり、心ゆくまでご来光などの美しい景色を楽しむことができます!
玉山登山 3つの注意点
厳しい予約条件
山小屋の定員しか予約を受けてくれません。定員は92名とか。台湾人と外国人で受付の制度が違います。外国人は4ヶ月前に外国人枠の受付があります。定員は24名で先着順。受付開始日に20名以上の希望があれば、抽選になります。外国人枠が一杯になれば、一月ほど前にある、台湾人との抽選になります。もしも富士山が1日100名くらいしか泊まれなかったら、大変なことになりそう。。。
高山病のリスク
4000mに近いので当たり前といえば当たり前。富士山で大丈夫だった方も、しっかりと高山病のリスクについて事前に学習し、登山に臨みましょう。
登山装備
TシャツでOKの登山口、厚めの防寒着がほしい山頂。夏から冬までの装備が必要になります。手袋やビーニーも。台湾というと暖かいイメージがありますが、山頂では全て否定されます。装備はしっかりと準備しましょう。高山病の症状が出れば、一気に体感気温は下がります。
玉山登山情報
玉山の登山時期
台湾ですが、玉山には雪が降ります。ということで、一般登山者のシーズンは4月から11月あたりです。雪の状態は年によって変わります。天候は秋のほうが安定します。春はエーデルワイスやシャクナゲのお花を見ることができます。夏から秋にかけては台風が多いので、あまりすすめません。ということで、11月あたりが私が企画する主な時期になります。
エーデルワイス
シャクナゲ
入山手続き
入山日の4ヶ月前までに、申込み&書類の提出
入山規制の厳しい玉山ですが、週末を除き外国人枠というものがあります。定員は24名で、受付開始が入山日の4ヶ月前。先着順です。受付開始日に24名を超えていれば抽選。通常の抽選はひと月前なので、早くから予定を決められます。一部旅行社で受付をしています。外国人枠が埋まると、通常の抽選となり、多い時は1000名以上の応募があるそうです。旅行社経由で申し込んだ方が、当選の確率が高いそうです。※それでも一度だけ落ちたことがあります。
可能な限り旅行社を利用しましょう! 登山は観光ではありません!不測の事態に対応してもらえるように、旅行社を使うのが賢明です。1人で登山し、万一の時に対応できますか?? さらに、ややこしい入山手続きも代行してもらえます。
玉山の山小屋 排雲山荘
2013年にオープンした山小屋。定員92名。寝室、ダイニング、微妙な乾燥室が完備。談話室はなく、薄暗いレストランが代わりです。
寝室
2段の棚にマットを引いている状態です。スペース的には余裕があります。グループごとに部屋割りをするので、男女同じ部屋になります。
布団はなく、寝袋を利用します。
食事
食事はレストランで。夕食、早朝食、朝食の3回になります。
食券を渡して、食事を受け取ります。
給食ももらうときのようなスタイルです。
空いているテーブルで食べます。食べ過ぎに注意!!
お湯はサーバーで各自補給可。
トイレ
水洗トイレですが、各自でトイレットペーパーを持参します。
WIFI
館内に無料のWIFIがあります。しかし、パスワードなどが必要ないセキュリティの低いもののようです。
接続をしていると何度も警告が出てきました。ルーターはホコリまみれ。。。
日本の山小屋との違い
館内には売店などはないので、必要なものは自分で持って上がることになります。ミネラルウォーターも販売していません。もちろん、Tシャツやバッジなどもありません。
でも、寝るスペースは日本よりもずっと広いです!!
玉山を登る日程
これしかない!という決まった日程です。
① | 上東埔駐車場…国立公園事務所=玉山登山口/塔塔加鞍部(2600m)…モンロー亭…西峰展望台…
玉山大峭壁…拝雲山荘(3402m) |
② | 拝雲山荘…玉山(3952m)…拝雲山荘…登山口 |
上東埔駐車場
バスを降りて、トイレへ行き登山の準備をします。
売店などはありません。
国立公園事務所
駐車場から400mほど歩いて、国立公園の事務所へ。ここでパスポートチェックなどが行われます。トイレもあります。
塔塔加鞍部登山口(2600m)
国立公園の事務所からワゴン車で数分送迎されて、塔塔加鞍部登山口へ。トイレはなく、大きな石碑があるだけです。みんなここで記念写真を撮り、出発します。
モンロー亭
最初の休憩場所。東屋があります。トイレはモンロー亭から数分先にあります。
整備された登山道
排雲山荘までの登山道の整備状況はとても良く、安心して歩くことができます。
西峰展望台
昼食のポイントとなる展望台。天候が良ければ、玉山の主峰を見上げることができます。お昼時はやや混雑します。
玉山大峭壁
屋久島の花崗岩の一枚岩のよな岩壁が突然現れます
排雲山荘
宿泊する山小屋。後で詳しく紹介します。
深夜の出発
ヘッドランプを頼りに、深夜に出発します。きっと一番しんどいのが夜明け前
山頂直下の落石よけシェルター
この先から風が強くなります。写真は下山時のもの。登りではまだ暗いので写真が撮れません。
玉山山頂!
山頂でご来光を待つのが定番です。
ご来光は美しい!
個人的には山頂から少し東に行った少ピークがお気に入り!
記念写真を撮り下山
下山は往路を戻ります。
排雲山荘で朝食を食べ、荷物をピックアップして下山。
帰りは登りに比べると、ラクラクです。
過去の登山記
1人、2人くらいの個人手配はちょっと難しいですが、4人以上のグループでしたら手配します。
早めに相談頂ければ、同行しての案内も可能です。お問い合わせ下さい! かなり早くから予約の必要がありますので、お問い合わせはお早めにお願いします。