登山&アウトドアガイドの沖本です!
2020年からキャンプをしてカヤックで遊ぶという案内を本格的にはじめました。
山のツアーより楽そうでいいね〜みたいに思われているようです。
でも正直にいうと、登山の方がずっと楽なんですよ。準備と後片付けは大変だし、調理をしたり焚火をしたりと拘束時間も長いです。
実際どんな感じなのか、紹介してみたいと思います。
キャンプツアーの準備
この時の案内の装備を紹介してみましょう!
この時は、お客さんは4名です。というか、4名以上は無理です。。。
実際に持っていった装備
・大型シェルター・大型テント
・簡易トイレ用テント&便座
・ハイコット4個・ローコット1個(自分用)
・イス5脚・足台2個
・テーブル3個・フィールドラック6個
・2バーナー・七輪・ダッチオーブン・大型鉄板・クーラー2個
・カヤック3隻・パドル5個・ライフジャケット5個・空気入れ2個
・食器セット・調理道具セット・ランタン5個・焚火台
・レンタル寝袋&マット
などなど
主なものを紹介します。装備の写真自体は以前に撮影したものもあります。商品リンクは同じような製品を掲載している場合もあります。
宿泊用テント
ニュートラルアウトドアGEテント4.0 直径4mでコットを使わなければ5〜8人用です。リンクはワンサイズ小さいテントになっています。
タープ代わりのシェルター
DOD ロクロクベース2 これがあれば雨でも安心 1片が6mあり、21畳に相当するそうです。
ベッドの代わりのハイコット
ハイランダーやDOD製 これがないと河原で快適に寝るのはちょっとしんどいです。
簡易トイレ用テント
トイレのないエリアでは必需品 女子の着替え用テントにもなります。マジで重要。
キャンプ用チェア
カインズアームチェア コスパ最高すぎます!
ツーバーナー
ユニフレーム ちょっと高かったけど、これを買ってよかったです。CB缶なのでランニングコストも安いし作りもしっかりしています。家庭用のコンロみたいに温度センサーがないので、ダッチオーブンも高温になりますし、大型極厚鉄板でも問題なし。
ランタン
ユニフレーム ツーバーナーと同じCB缶なので便利。他にもLEDランタンは複数用意します。
フィールドラック
キッチンを作ったり、収納の棚にしたり、焚き火テーブルにしたりマルチに使えます。超便利です!
今は6枚使っていますが、もっと欲しいくらいです。
七輪
バーベキューコンロより温度のコントロールが簡単で、炭の消費も少ないです。重たいし扱いに気を使いますが、めっちゃいい。もう15年ほど使っているのでボロボロになりましたが
極厚鉄板
炒めものなんかする時には絶大な威力を発揮します。鉄板は大きくて厚いほど美味しい。でも13kgもあります。。。
この鉄板は特注です。
ダッチオーブン
手入れは面倒ですが、焼く・蒸す・煮る・燻すと何でもできる万能調理器具。8kgと鉄板と併せると結構な重さですが、美味しいは大事!
焚火台
以前は直火のできるキャンプ場以外は嫌でしたが、時代の流れですね〜。
キッチンテーブル
メッシュのテーブルは軽くて扱いやすいので便利です。
サイドテーブル
テント内のテーブルとして便利です。
収納コンテナ
このコンテナがなければ、道具の運搬&積み込みは非常に苦労したと思います。七輪セット、ダッチオーブン&小物セット、調理用セットと分けて使っています。
クーラーボックス
ホームセンターで売っているレベルのものですが、2個用意します。一つは料理の材料用で緩く冷やす用。もう一つはドリンク用でキンキンに冷やす用。大きなクーラーは保冷力もありますが、車に積み込みにくく、中に入れると重たくて運搬が大変なので、敢えて分けています。
折りたたみ足台
調理時のイスにしたり、ウォータータンクを固定したり、複数欲しいですね。
食器類はわざわざ紹介するほどでもないので、省略しますね。
ホントはスノーピークなんかで装備を揃えちゃえばかっこいいんでしょうけど、高いですからね〜。
命に関わるような登山の装備は躊躇せずハイエンドクラスを購入したりしますが、キャンプ道具の高いやつはそこまで必要ないと思うものも多く。高い装備を購入すれば、お客さんの参加費用が上がってしまいますから、バランスを考えて選んでいます。
2020年の確定申告では、登山用品とほぼ同じ金額のキャンプ用品を購入していました。逆に考えると、これだけ買っても、登山用品と同じということに驚きます(笑)
キャンプ道具の運搬
私はステップワゴンに乗っています。オフロード性能より、低重心で高速道を快適に移動する方を選びました。
もともと、海外や北海道、沖縄のガイドをすることが多くてキャンプの案内をすることになるとは思っていなかったですし(笑)
河原の中にガンガン入っていくキャンプでなければ、ステップワゴンでも全く問題ないです。むしろ、その収納力に驚きます。上記の装備+カヤックや登山の装備を積んで最大4人のお客様に乗車いただけます。
3列目のシートが床下に収納できるのが大きいです。3列目が跳ね上げ式の収納ならこんなに入らないので!
積込みテトリスを紹介
最初にガレージに装備を並べ、忘れ物がないか確認。ぱっと見ると積み込めるかなぁって思ってしまいますが、この程度なら3列目を収納すれば余裕ですよ。
車のフロアにはホワイトシートを敷きます。これは単に汚れ防止と、もしも濡れたものを積むことになっても気にしないため。
そして、コットを2列シートの後ろに積んでいきます。シートは傾いているので、最初のコットは横に、途中から縦にして無駄なくスペースを使います。更に、テーブルを置きます。
テーブルの上に収納コンテナを3段積みます。このコンテナは重ねられる仕様なのでずれません。一番下はダッチオーブン、次は七輪、最後は軽い食器類です。
コンテナの左には、ツーバーナーがピタッと収まるスペースがあります。コンテナの右にはカヤックを3隻。
フィールドラックとクーラーボックス、シェルターを積み込みます。奥のクーラーは事前に購入した食材が入っていて、到着まで開けることはありません。ドリンクや氷を購入するクーラーボックスは手前
細い隙間にフィールドラック、カヤックの上にシェルター
最後にテントや簡易トイレ用シェルターなど。まだスペースはかなり空いていますが、以上がガレージに収納している装備です。更に寝袋(登山用なのでコンパクト)など個人装備を入れます。お客さんの荷物スペースも必要なのでこのくらいの余裕が欲しいです。
そしてルーフボックスにパドルやチェア、ライフジャケットなど軽い装備を積み込んで終了です。
やっぱり、準備は大変です。そして片付けはもっと大変です。
雨で撤収していたら、泣けてきますよ〜。しっかりやらないとカビちゃいますしね。
ということで、キャンプガイドは楽しいけど大変だよという話でした!