雪の立山に登ってきた


2020年はカヤックや離島ばかり案内していました。山小屋に泊まったりするのが嫌だったのもありますが。
結局、アルプスは3月に五竜岳へ行ってから夏山は行かず終い。とかしているうちに雪山のシーズンに。

アルペンルートの運行の最終日直前に、テント泊で立山の雄山へ。いつもの仲間と遊んできました。
直前にたっぷりと雪が降り、ラッセルが大変でしたが、充実した雪山シーズンインとなりました。

ちょっと前に奄美の海で泳いでいたわけで、我ながらガイドとしての振り幅の広さに感心しますww

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雪の立山登山の日程

大阪夜発=
=立山駅ーアルペンルートー室堂…テント泊
…一ノ越…雄山(3003m)…室堂ーアルペンルートー立山駅=温泉=大阪

週末を利用したシンプルなプランです。

このシーズンはアルペンルート運行本数が少ないので、時刻表での事前確認が欠かせません。また、登山届の提出は当たり前として、雪崩対策のギアも必要になります。条例でビーコンの装着も義務つけられています。私以外は全員レンタルして登山に望みました。

雪の立山登山

雪の室堂へ

登山したのは11月の最終週末。この時期がアルペンルートの運行終了直前です。
大阪から立山駅へは夜の移動。北陸道を走っている時から、大雨。これ雪になったら大変だなぁ、いや雪にならなかったらもっと大変だなぁと考えながらの運転。

あるぺん村のセブンイレブンで時間調整しますが、あまりの大雪でアルペンルートの運行が遅れます。除雪に時間がかかるとか。

ということで、ゆっくりモーニングを食べて、除雪の終わるお昼に立山駅から室堂へ向かいました。

室堂へは雪の中で、視界もなし。テンション上がりません(笑)

室堂からキャンプ場はあっという間です。夏場なら室堂のキャンプ場は雷鳥沢となり、室堂のターミナルから小1時間かかります。しかし、この時期はミクリガ池のそばがキャンプ場となり、ターミナルから数分です!

外に出る前に、ビーコンの使い方や装着の仕方の練習。ビーコンかくれんぼとかww

雪の室堂テント泊

この時期にも多くのテントが張られています。登山者もいますが、ここはバックカントリーの聖地。多くのスキーヤーもテントを張っていました。

風もソコソコあるので、しっかりとテントを設営します。テントの設営面を掘り込んで、周囲に雪の壁を作ります。テムレス・スノースコップ・スノーソーが必要です。

テントは、アライのタフライズ5とファイントラックのカミナドーム4

ナカナカの重労働ですよ〜

完成!! 1時間ちょいかかりました! でも早くなったよ(笑)

そして、夕食の時間
今夜は水餃子のお鍋とアヒージョです。

お鍋の後は、アヒージョ。もちろん白ワインにバゲットも。
バゲットは鉄板で焼きますよ。寒い雪山での温かい料理をゆっくり食べるのは、格別。

明日の行動食は高知の塩けんピ!!

ラッセル祭り

正直なところ、翌日の天気はあまり期待していませんでした。
でも出発前から、良くなるやん(笑)

一気にテンションが上ります。私達はお昼には室堂へ下山&撤収して変える予定です。しかし、前日からソコソコ降っているので、トレースはありません。

とりあえず、行けるところまで頑張ってみましょう!

とってもきれいな、不思議な色の夜明けでした。立山の稜線だけが明るくなり。

ラッセル祭りに突入(泣)

立山でのラッセルのポイントは、むやみに先行者の踏み跡を使わないということでしょうか。
登山者の行きたいコースと、バックカントリーの行きたいコースは違います。この時期は登山者よりスキーヤーの方が多いです。でも、ただ先行者のトレースを辿る登山者が多い。

なぜここを歩くかと考えながら、進みます。いつも考えることは重要。
トレースを後からついて来たグループは、私達が休憩するとどこへ行っていいかわからなくなる。。。しかし、プライドもあるのでしょう、こっちがどう行くかも聞かずに、遠くに見えるバックカントリーのトレースに向かってラッセルしていきました。せっかく登ったのに下ってまで。ホントにルートファインディングは重要です。

ラッセルは大変ですが、非常に良いトレーニングになります。山や雪への感覚が研ぎ澄まされる。トレースがないと歩けない登山者にならないためにね。

一ノ越までもう少し。

雄山へアタック

一ノ越へ到着!! よく頑張った。 槍ヶ岳方面が見えます。
ここで、行動食などしっかり補給します。そして、アイゼンとピッケルに装備を変更。

この先はラッセルはないけど、急な上りになります。

しんどいけど、風が強いけど、雪山が始まった喜びみたいな。このピリッとした空気感がいい!

遠くは富士山まで見えています。シュカブラがキレイです。

室堂を見下ろします。ミクリガ池が真っ白。

順調に高度を上げます。

そして、雄山の社務所前へ!!

そして、雄山の山頂

奥には大汝山・別山・剱岳が見えます

良かったぁ〜!!
鹿島槍・五竜・唐松・白馬三山と展望できます。足元には黒部湖

薬師岳や白山も

大満足で下山!!

室堂へ下山

慎重に下りましょう!

室堂から登山者がいっぱい上がってくるようになりました

今シーズンの初アイゼン。

しかもコロナで基本的にトレーニング不足

感覚を思い出すように、丁寧に一歩一歩

青空が広がり、気持ちいい

いろんな斜面を敢えて歩いてみる

一ノ越でピッケルからストックに持ち替えます

もう思いっきり好きなコースを歩いちゃえww 雪山は自由だ!!

自由に歩くのは傾斜があって、ラッセルが苦にならないところだけで、平らになると一列に戻ります。
そしてキャンプ地へ

テントの撤収とお昼ごはんの準備

お昼は、肉 (笑)

まじで、こんなことばかりやっています。もう特別でもなんでもないような。いつでも肉!

美味しく頂いて、室堂のターミナルへ

思いがけず好転に恵まれて、良い登山でした!
アルペンルートからの眺めは、GWに来ると両サイドが雪の壁で展望がないけど、この時期は雪山を楽しみながら下山できます。

今シーズンは良い雪に恵まれるといいなぁ〜

立山登山の注意点などはこちらから

雪の立山の登り方
北アルプス北部の立山連峰は豪雪地帯として知られています。 あまりの雪の多さに、厳冬期に登るには非常に難しい山です。しかしながら、立山黒部アルペンルートの運行期間中であれば、アプローチは劇的に簡単になり、一気に難易度は落ちます。雪の立山に登りたいのであれば、11月の下旬か4月の下旬をおすすめします。 11月の下旬に登った経験(4月にも登ったことがありますが)を基に、この記事を書い...
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