表銀座を縦走してきた

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表銀座縦走

毎年の恒例になっている、燕岳から槍ヶ岳への表銀座縦走。

今年も天候に恵まれて、楽しく歩いてきました!
平日に1日休むだけで歩ける、表銀座縦走のツアーは貴重ですよ〜。

写真は私の撮ったものが中心ですが、参加メンバー撮影分も使わせてもらっています。

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表銀座縦走2019年の日程

なんと、金曜日の夜に出発すれば、平日を1日休むだけで歩けてしまう表銀座!

夜、大阪集合=夜行バスで中房温泉へ
=中房温泉登山口(1460m)…合戦小屋…燕山荘…燕岳(2763m)…燕山荘…蛙岩…大天荘…大天井岳(2922m)…大天荘(2850m)・泊
…大天井ヒュッテ…ビックリ平…ヒュッテ西岳…東鎌尾根…槍ヶ岳山荘…槍ヶ岳(3180m)…槍ヶ岳山荘(3020m)・泊
 …槍平…新穂高温泉(1090m)=温泉=大阪

大阪から中房温泉へは夜行バスはありません。マイカーで中房温泉へ行っても、下山後のピックアップに戻るのに時間もお金もかかり、とっても大変。

おそらく現役で働く若者には、最も効率よく表銀座を縦走できるプランです。というわけで、募集は基本的に20〜30代のみにしています。そのかわり、体力が必要になります!

表銀座縦走コースを歩いてきた

今回の参加者は24名で3名のスタッフでサポートしました。中房温泉への道は28名乗りの中型バスが限界で、夜行なのでドライバーさんが2席使うので、26名が定員。スタッフは1名現地合流で、バスは26名も満席で大阪駅前第4ビル前を出発!

中房温泉から燕岳

到着した中房温泉は、早朝にも関わらず大混雑!燕岳はどれだけ人気やねん??

元気よく6:00過ぎに出発! 大天井岳まで行くので、正直のんびり歩いていると大変なことに。。。この先は厳密なタイムコントロールが必要です。

第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチと順調に登っていきます!

近年にないくらい、登山者が多くてびっくり。。。

最初の目標合戦小屋ではもうすぐ

合戦小屋といえばスイカです!!!
この日の為に、スイカカラーにコーディネート
かどうかは知りませんせんが、汗をかいた後に塩をたっぷり振って食べるスイカは最高!

ちなみに2018年までは一切れ800円でしたが、2019年から一切れ500円で以前の半分の大きさになっています。

ちょっと値上げされたけど、関係なくめっちゃうまい!

次は燕山荘を目指します!
でも、どんどんガスが濃くなる。。。涼しくて登りやすいんだけど。槍が見えない。

それでも元気に燕山荘へ

燕山荘も真っ白。キャンプサイトは午前中でもう一杯になっていました。

人がいっぱいだけど、燕山荘の前で昼食を食べます。

ガスっていますが、燕岳を目指します! 途中で晴れるかもしれないしね。

イルカ岩、真っ白でした〜

時々、青空が見えるようになり

燕岳の山頂へ!! 最初のピーク。

ガスって残念だったので、サービスで北燕岳手前のコマクサお花畑へ。
ここのコマクサは見事で登山者も少ないので時間があればおすすめです。

晴れてきたし(#^.^#)

燕岳もはっきりと見えてきました。

先に進まないといけないので、燕山荘に戻ります。キャンプサイトはカラフル!

燕山荘から大天井岳へ

全員で記念写真を撮って、大天井岳を目指します。昨年はめっちゃ暑くて消耗したけど、今年は体力的には楽かな〜。まだ先は長いです(^^)

本日の後半戦の始まりです!

この先は縦走路なので、これまでの登り一辺倒ではないけど疲れが出てきます。
でも、天気がどんどん良くなってきたのでみんなのテンションが上がってきます(#^.^#)

槍ヶ岳と大天井岳はまだ見えないけど、そのうち見えるんちゃう?って気分になってきます。

やっぱり縦走はいいね(*^^*) みんな楽しそう!!
これこそ日本の山の醍醐味だもんね。

順調に進んでいきます。これは燕山荘からじゃなくて、燕岳からの距離です。勘違いに注意!

これからが正念場。夜行で中房温泉まで来ていますから、疲れが出てきます。

と、言いたいところだけど。みんな元気(#^.^#) 槍の穂先もチラッと見えた!

後ろに燕山荘が見えます。結構来た!

そして、大天井岳が姿を現しました。

クサリとハシゴの簡単な岩場を越えます。これに苦戦していたら、翌日の東鎌尾根は大変!

越えると、大天井岳が大きく迫ります。

いよいよ最後のキツイ登りへ
槍ヶ岳方向へ行きたいところですが、実は常念岳方向になります。

振り返ると燕岳から縦走してきたコースが

意外と余裕で大天荘へ到着!!!
更に荷物を置いて、大天井岳へ

この日に歩いたところが見渡せて、最高でした(*^^*)

大天荘は燕山荘に比べると小さいですが、登山者も少なく混まないので快適です。この日の燕山荘は激混みだったようですが、私達は布団1枚にちゃんと1人で寝られました!

外はちょっと寒かったので、小屋の談話室で乾杯!

夕食はハンバーグと煮魚が選べるけど、間違いなくハンバーグ!
きっと槍ヶ岳山荘もハンバーグだけど、それでいい(^^)

いっぱい歩いて、いっぱい食べて、おやすみなさい。

大天荘からヒュッテ西岳へ

朝食はなんと4:00から!ありがたいです。
その後、ご来光を眺めて出発です。

天候も比較的安定していて、期待できます!

ご来光が出たら出発です!

まずは大天井ヒュッテへ。槍ヶ岳もばっちり見えています!

簡単な岩場を抜けて、ヒュッテへ

ヒュッテで少し休憩して、いよいよ稜線歩きへ

ココで、この日にために作ったTシャツの登場(*^^*)
やや燕岳のTシャツを意識しています。。。

そして、ビックリ平へ! いったい何があるのか?何もないのか?? 実際に行ってみてください(^^)

そして恒例のびっくり顔写真撮影へ!

文句なしの優勝はこの1枚! 過去最高の傑作(*^^*)

ビックリ平を過ぎると、槍の展望が素晴らしい!!
写真撮影で、また止まらなきゃ(笑)

お揃いのTシャツになってみました!

嬉しそうに写真を撮っているの見ると、こっちも嬉しくなる

次の目標はヒュッテ西岳! ココには冷えたトマトとハーゲンダッツのアイスが売られています!!

そして、ヒュッテ西岳へ到着

トマトとアイスを補給して、ヘルメットを装着して、いよいよ東鎌尾根へ!

東鎌尾根を越えて槍ヶ岳へ

ここから大きく下って、登り返すので体力が必要です。安定しない岩場も何箇所かあります。今回の縦走コースの難所です。ヘルメットは絶対に着用してもらいます。御嶽山の事故の後、一時期上昇していたヘルメットの着用率が近年落ちてきている気がします。。。

最初は気の抜けないハシゴとクサリが続きます。

下り終わり、少し登り返したポイントで昼食タイム

大天荘のお弁当はチラシ寿司に焼鮭

お昼の後は、ヒュッテ大槍を目指します! ヒュッテ大槍大槍ではコーラを飲むのが目標(^^)

いきなりの登りになります。

そして、最も長いハシゴを下ります

こんなに長いハシゴは槍ヶ岳にもありません!

荷物がある分、槍ヶ岳より難易度高いと思います。

最大の難所を越えると、ヒュッテ大槍へむけて、槍ヶ岳に向けて歩きます。
槍がどんどん近くなる(^^)

とはいえ、まだまだハシゴや階段は多い

そして、ヒュッテ大槍へ!

コーラで乾杯!!! 冷えたコーラが売り切れた。。。来年からヒュッテ西岳から電話を入れて冷やしてもらわなきゃいけないな。

目指す槍ヶ岳はもうすぐ

見上げるほど槍が近くなってきた

もう少し!

真下まで来た!!

お疲れ様!! 小屋に到着です。

小屋に重たい荷物は置いて、いよいよ槍ヶ岳にアタック!

幸い、登りの混雑のないタイミングでアタック。

快調に登っていきます!

下から見るとこんな感じ

溢れてくる、怖さと楽しさ(笑)

そして、いよいよ山頂へ!!

登頂おめでとう!!!!
ずれたヘルメット、帽子、サングラスが必死だった雰囲気を現してます(#^.^#)

続々と登頂です!! おめでとう!!

全員が揃ったところで、記念写真  今年も全員登頂!嬉しいです。

そして、槍ヶ岳の山頂がハート♡になるように、撮影! このために自撮り棒持ってきました(^^)
槍ヶ岳山頂はハートの形

下りも慎重に!
歩きスマホは禁止です。スマホはヘルメットに付けたGOPROのシャッター押してるだけですので。

ハシゴに張り付きすぎないようにね!

だんだん余裕が出てきた

やっと到着! シコタンソウがきれい。

なんと、ご飯の時間にギリギリになっていしまい、下山後は大急ぎで食堂へ

下山後の乾杯は食堂で行いました!

メニューはやっぱりハンバーグ(笑)

無事登頂できて、ほっとしたね!

夜の星はちょっと雲が多くて、きれいに撮れなかった。残念
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深夜はきれいに星が出ていたので、一人で撮影

新穂高温泉へ下山

4:00過ぎに槍ヶ岳山荘を出て、大喰岳へ!
もちろんまだ真っ暗なので、ヘッドランプが必要です。

今回からカメラをTG-3からTG-6変更したので、暗いところに強くなりました。これまでならこんな写真撮れなかった!

自分はご来光より前の時間のほうが好きです。

新穂高温泉に下山するには結構な寄り道ですが、来てよかった(#^.^#)

槍ヶ岳山荘にいればこんなご来光は見えないから

大喰岳からは穂高連峰もすぐそこ

大喰岳 地味だけど3000mを超える山です!

山頂が広いので、安心してご来光を楽しめるおすすめの山!

さて下山しなきゃ

新穂高温泉へは長い下山道
笠ヶ岳がきれいに見えていました。影槍も。

流れるガスがきれい

この先は森の中へ

槍平小屋で補給すれば、その先は新穂高温泉

滝谷は増水していないので、余裕。※雨の時は要注意

最後に林道を歩いて新穂高温泉へ!

お疲れ様でした!!!

今年は過去最高の人数を案内したので、ちょっと緊張したけど順調に終わることができました。協力に感謝。

 

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