登山&アウトドアガイドの沖本です!
2021年の夏は北海道でアウトドアを満喫しています。案内は大事ですが、自分が遊んで引き出しを増やす時間も大切です。
道東の根室にある、大きな汽水湖である風蓮湖でカヤックをしてきました。
風蓮湖とは
北海道東部・根室半島の付け根に位置する。大きな汽水湖です。北海道では有名なサロマ湖の次に大きなものです。汽水湖ということは、海水が入り込み、湖の水位が変化します。これ、後でめっちゃ重要なことになります(笑)
湖の東岸にある、春国岱という砂州には春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンターがあり、野鳥観察に最適です。バードウォッチングツアーの案内をしていた頃は、極寒の春国岱にも来たことがあります。
水深は10m程度と浅く、湖底には水草が生い茂ります。人の手も殆ど入っていないので、他の汽水湖に比べて自然が多く残っている感じがします。特にタンチョウは頻繁に見かけました。
風蓮湖カヤック
これまで、いろんな川や湖で漕いできましたが、かなり苦労した部類に入ります!
ヤマップで記録を公開しています。
風蓮湖カヤック / 沖本浩一さんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
スタートは風蓮湖に流れ込む、別当賀川から。
スタート時点から、浅いなぁ〜って思っていました。
多少沖に出たら、あれ??これは昨年野付湾で悩まされた水草!!!
その時の記録
いやいやいやいや、圧倒的じゃないか風蓮湖は!
はい、水の上で藪こぎです(笑)
途中で漕ぐの断念! こんなのやってられるか!!!
北海道の湖でカヤックを引くことになろうとは。。。ずっと前、10代の頃に西表島のマングローブ林でやって以来(泣)
もうすぐそこは海なのに〜
やっと漕げそうな場所まで。距離にしたら100mくらいだろうけど。
利用しているカヤックは
でも、周囲を見渡すと野生の宝庫!!!
真横をオジロワシの幼鳥が飛んでいき
さらにタンチョウのペアも
大きなエゾシカの群れ
キアシシギの群れ
なかなかいい感じです!! 一眼レフ積んどいてよかったと思いました。
カメラはOMD-EM1と換算300mmのレンズに1.4のテレコンです。
しかし、再び水草が。。。
ということで、道の駅に一旦上陸してから、帰路へ。ガーミンのGPSを見たら、漕いでいます。10km以上。
帰路では何組もタンチョウのペアが!
タンチョウの近くは迂回したり、迂回したらまた水草があったり(笑)
それなりに疲れましたが、終わってみれば楽しいから不思議なこと。
今回のしんどかった原因は、カヤックのスケグ(フィン)をつけていた事。これから風蓮湖でカヤックをする方は、スケグは外して行きましょう!
きちんと準備すれば、生き物好きな方には、おすすめです! もう1回行きたいなぁって考えています。