キンポウゲ

ヨーロッパの山でよく目にする、丸くて黄色い花を咲かせるキンポウゲの花です。咲いても完全に花が開くことはありません。大群落の時期に当たると素晴らしく美しい景色が広がります。

カタクリと同じように雪解けの後、すぐに咲いて散ってしまう、スプリングエフェメラルと呼ばれる花です。花の色は白から薄紫まで様々。

キンポウゲ科オダマキ属の多年草。北海道～中部地方以北、南千島から朝鮮北部、樺太に分布します。園芸品種として改良されたものが山野草として多く出回っています。

カナディアンロッキーの最高峰ロブソン。その麓のキニーレイクへのトレイルで見られる、赤とオレンジのオダマキです。

日本野生のオダマキはミヤマオダマキは青紫、ヤマオダマキが黄色と褐色ですね。カナディアンロッキーに多いのがこの全部黄色のオダマキ。

北アルプスに咲くシナノキンバイに似た花です。普通に山を歩きながら見ても区別がつかないでしょう。私は山によって呼び方を決めています。

ニュージーランドの花といえば、マウントクックリリー。世界最大のキンポウゲ科の花です。花のピークは12月頃で、その名の通りマウントクックの麓で見られます。