北極圏間近 ユーコンオーロラキャンピングカー 1500km 前編

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登山&アウトドアガイドの沖本です!!

2024年はカナダのユーコン準州に1ヶ月滞在しました。
憧れのユーコン川をカヌーで211km下った後は、キャンピングカーを借りて、ユーコンの極北へ。
トゥームストーン公園のハイキングとオーロラを楽しむのが目的です。

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北極圏間近 ユーコンオーロラキャンピングカー 1500kmの日程

キャンピングカーでオーロラを眺めながら旅するなんて、ワクワクしますよね!
トータルで1500km以上運転してました。

関西空港より、バンクーバー経由でホワイトホースへ
ホワイトホースで買い出しをして、ムースクリークへ
ドーソンへ立ち寄り、トゥームストーン準州立公園へのキャンプ場へ
ゴールデンサイドのトレッキング
北極圏へ少しでも、トゥームストーン準州立公園の北へロードトリップ
ひたすらドライブでホワイトホースへ
ホワイトホースよりバンクーバー経由で関西空港へ。
関西空港到着

カナダのキャンピングカーを紹介

日本のキャンピングカーとの違い

北米ではキャンピングカーとは言いません。RVやモーターホームって呼ばれています。

日本のキャンピングカーとの大きな違いは、サイズです!
今回借りたのはこのサイズでも、コンパクトモーターホームっていうサイズらしいです。

他には当たり前ですが、右側走行の左ハンドルになります。
ほとんど街の中は走っていないのでそれほど気を使うことなく、運転はできましたが、とっさの時に日本と同じ動きをしないようにしないといけません。ゆっくり走って安全運転。大きくて重く、ハイウェイは90kmくらいで走るので、制動距離がとても長くなります。

燃費はとても悪いです。ガソリンでリッター4km程度。ダートだと更に悪くなります。ユーコンのガソリン代はリットル200円を越えていて、200L満タンにすると驚くべき金額に…(泣) 今回でガソリン代は8万円以上かかっています!

カナダのキャンピングカーの仕様

基本的な装備は同じですが、大きい分充実しています。

キッチンは3口のガスコンロ、シンク、リビング、バンクベッドなど

後部はWベッド、シャワー、トイレ、クローゼット、冷蔵庫、オーブンレンジ

冷蔵庫は完全に家庭用のサイズです! 冷凍庫もあります。

プロパンガスを積んでいるので、シャワーはガスで。RVパークなど電源があれば、電気でお湯を作ります。冷蔵庫はプロパンガスを使い冷やします。車内の暖房もプロパンガスを使ったFFヒーター。ドライヤーやレンジなどの電気機器は、電源のないところだと発電機を動かしますが1時間毎の課金。発電機はガソリンが燃料です。後部には大きなラゲッジスペースがあるので、スーツケースが4個くらいなら軽く収まります。

日本のキャンピングカーと大きく違うのは、水回り。
水道水を貯めるフレッシュタンク、キッチンやシャワーの排水グレータンク、トイレの排水ブラックタンクの3つがあります。
シャワーもトイレも普通の家みたいに使って、溜まった排水はダンプステーションといわれる場所で連結されているホースで捨てます。何回もやりましたが、とても簡単で汚くもありません。水はガソリンスタンドなどで補給できます。

ダンプステーションはユーコンの北部では限られる(公営のキャンプ場にはない)ので、計画的に排水&補給をしないといけません。
ユーコンのRV新聞に記載があり、とても助かりました!

借りる手順

まずは、ネットで予約します。
日本と違うのは予約時点で20%支払い、キャンセルしても返金されないことです。日本では可能な、とりあえず予約みたいな事はできません。そして3ヶ月前には全額の支払いになります。

基本料金はレンタカーにホテル代プラスと思えば高くないのですが、走行距離に制限(ユーコンだとあっという間に越える)があり、それを越えるようだと走行距離を追加購入しないといけません。事前に購入したほうが安いので、Googleマップなどで予定距離を計算しておきます。ホワイトホースで借りる場合はカルガリーやバンクーバーなどと違って、別途ノースチャージも加算されます。

食器、リネン、タオル、保険なども別料金なので、予約時点で決めておきます。

貸出日の5日前から、ネットでチェックインが始まり、免許などいろんなデータを送信します。さらに高額のデポジットも請求。※事故や走行距離オーバー、発電機の使用(1時間毎にチャージされる)などがないと後日返金。

借りる時は車の説明はされない(頼むと別料金)ので、事前にWEBでビデオ(30分近くある)を見て確認が必要。すべて理解したと同意のクリックしないといけません。クリックしないと借りられないようになっています。英語しかないので、何回も見て勉強しました。これが一番しんどかった。

当日は免許(日本の免許と国際免許の両方)のチェックされてサインするくらい。返却日と走行距離制限の説明、レンタル品の確認で終わり。あっさりしています。

そして英語のマニュアルを渡されます。

マニュアルはネットでも見ることができるので、事前に翻訳して準備しました

車のボディーも一緒には確認せず、自分で撮影しておいて証拠を残しておく感じ。ガソリンタンクも満タンじゃなく、借りたとき以上の量で返すといくわかりにくさ。これは満タンにしといて欲しいなぁ。満タンにするのに、いきなり2万円以上もガソリン給油するとテンション下がります(笑)

日本ほど丁寧じゃないけど、レンタル業務としては効率的ですね。

日本のキャンピングカーレンタルとの違いでした!

北極圏間近 ユーコンキャンピングカー 1500km

ホワイトホースからドーソンへ

お昼にキャンピングカーを借りておいて食料品以外は買い出し済み。皆がホワイトホースへ到着したのは、23:30。

それからキャンプ場やRVパークへ行くのは真夜中なので迷惑過ぎます。
レンタカーのお兄さんに、ここなら大丈夫と教えてもらった、市内の大型スーパーで車中泊。長距離移動の後ですが、テンション高め!!

もう運転はないので、深夜の乾杯!!

翌朝、スーパーが開くのを待って、5日分の食料買い出し!

積み込んだら、北に向かって出発です。

ビールしかなかった冷蔵庫が充実しました!

左ハンドルのキャンピングカーを運転するのは、今回が初めて、最初は緊張。

時差ボケが効いているようですね

ビーバーのダムと巣を観察!

ホワイトホースから1時間半ほど、ツインレイクスで休憩&昼食

さらに30分ほど走って、カーマックスへ。先日のユーコン川カヌー下りのゴール地点。
車内でくつろいでおります!

ユーコン川の難所、ファイブフィンガーラピッド

いつかここを下って、ドーソンまで行きたい!!

夕方にはムースクリークのキャンプ場へ

焚火をして、ご飯を炊いて、お肉を焼いて。

Tボーンステーキ2枚と、芽キャベツ、アスパラ、人参、ラディッシュのソテー
うまい~って絶叫してくれて嬉しかったです(笑)

キャンピングカーのキャンプって、ホントに楽!
テントとキッチンの設営不要。ご飯お準備と焚火だけでOKだもんね。

長旅と時差ボケ、お疲れ様でした〜
夜はオーロラを狙ったけど、起きているタイミングでは、はっきりしたのは出てきませんでした。

ゴールドラッシュに湧いた町 ドーソン

素晴らしい広大な景色が続きますが、写真じゃイマイチ伝わらない。。

郊外のガソリンスタンドでダンプ(排水)して水補給をして、ドーソンの市内に。
かつて、ゴールドラッシュで栄えた町です。なんか西部劇に出てきそうな、開拓の雰囲気が残っていますね。

道路が舗装されていないのも、雰囲気があります。

何日も滞在する必要はありませんが、とても雰囲気のある町並みでした。

目の前を流れるユーコン川。いつかホワイトホースから、ここまで下ってみたいものです。
ドーソンに橋は架かっていないので、船で対岸へ渡してくれます。この先はアラスカへと続く道。

ホワイトホースと往復していた蒸気船が展示されていました。河川用なので、喫水が浅いですね。

そして、ユーコン川を見下ろせる高台へ。ここでキャンピングカーの写真撮りたかった!!
その割には、この写真下手くそ。自分で撮っていながら驚く。

ユーコン川とドーソン。この景色めっちゃ好き!

下流方面は人工物ゼロ

ここからトゥームストーン公園を目指します。

そういえばまだオーロラ見てない。。。

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