羅臼岳は、北海道の世界遺産である知床半島に聳える百名山。山頂からはオホーツク海はもちろん、北方領土まで見渡すことのできる、抜群の展望を誇ります。知床岬へと続く知床半島の山並みも美しいです。森歩き、雪渓、お花畑、ちょっとした岩場、ヒグマのドキドキ感! いろいろな登山の要素があり、変化に富んでとても楽しめる山です。
羅臼岳のおすすめ登山コース
大半の登山者が、知床半島のオホーツク海側である斜里町から登ります。登山口は岩尾別温泉。前半は樹林帯、大沢からは雪渓歩き、羅臼平手前のお花畑、展望抜群の羅臼岳と変化溢れるコースです。
知床半島の縦走は、上級者におすすめの野趣溢れるコース。個人的におすすめですが、単独行は避け、ヒグマ対策などしっかりとした準備をして入山して下さい。カムイワッカ湯の滝へのバス時刻は必ず確認すること。
羅臼岳登山時期
7月上旬から9月中旬
7月上旬はアイゼンが必要になる場合があります。高山植物は7月上旬から7月下旬がベスト!
羅臼岳 岩尾別コース 難易度・中級者
岩尾別温泉(220m)…オホーツク展望地…弥三吉水…銀嶺水…大沢…羅臼平…羅臼岳(1661m)…羅臼平…大沢…銀嶺水…弥三吉水…オホーツク展望地…岩尾別温泉
コースタイム6時間20分 累積標高差1450m
羅臼岳から硫黄岳 知床半島縦走コース 難易度・上級者
①岩尾別温泉(220m)…オホーツク展望地…弥三吉水…銀嶺水…大沢…羅臼平…羅臼岳(1661m)…三ツ峰(1509m)…三ツ峰キャンプ場・テント泊
②…サシルイ岳…オッカバケ岳…南岳…知円別岳…硫黄岳(1562m)…カムイワッカ湯の滝(240m)
羅臼岳の高山植物
羅臼平から上のツガザクラ群落は見事!
硫黄山へ縦走する場合は固有種のシレトコスミレが見られます。
羅臼岳のおすすめグルメ
海鮮ですね!美味しくない訳がないです。
写真にはないけど、羅臼の縞ホッケはめちゃ美味しいです。
羅臼岳登山 ガイドからの注意点
天候が悪いと羅臼平より上は風が強くなります。縦走する場合は控えたほうがいいでしょう。
山頂付近は溶岩ドームで、最後は急登で山頂も広くありません。本州の山と比較すると気温はかなり低くなります。防寒着の準備を忘れないように。7月は大沢でアイゼンが必要になる場合があります。
ヒグマの生息地域になります。ゴミは絶対に捨てないように。
羅臼岳のトイレ
羅臼岳には登山口以外にトイレはありません。登山者は携帯トイレを持参し、ブースでご利用下さい。使用済みの物は、登山口に回収ボックスがあります。
羅臼岳の登山地図
1/25000の見やすい地形図がPDFでダウンロードできます。
下の画像をクリックして下さい。
詳細な登山地図がダウンロードできます。
地形は上記の地形図の方が正確に把握できますが、登山専用地図が情報量が多いいです。
山と高原地図と両方を持参しましょう。
他の百名山の情報はこちらから