アウトドアガイドの沖本です!
2025年の4月はネパールをご案内してきました。
アンナプルナ山群のスペシャルなロッジに宿泊してヒマラヤを楽しみ、南部のチトワンではワイルドなサファリを楽しみます。どこの旅行会社のパンフレット見ても載っていない、お客様のやりたいことを実現した、完全にオリジナルなプランです。
アンナプルナ山群とチトワン国立公園の日程
ポカラからナウリコットへ行くには、ジョムソンまで飛行機で行くという方法もあります。正直、4WDで行くより早くて快適です。でも、最近はカトマンズの空港の混雑でポカラ行きが遅れ、ジョムソン行きへ乗り継げないことがあるそうです。※ジョムソン空港は山の中なので、気流の安定した朝しか飛びません。また、雨が降ったりしたら、ジョムソン行きも欠航になるので、4WDを選択しました。
① | 関西空港からバンコク経由でネパールのカトマンズへ |
② | カトマンズから国内線でポカラへ ポカラから4WDの車に乗り換えて、アンナプルナ山群のナウリコットへ |
③ | ハイキング組ともっと奥のカグベニまでの組に別れて、ヒマラヤを楽しみます |
④ | 4WDでポカラへ |
⑤ | 専用車でチトワンへ 到着後はウォーキングサファリを楽しみます |
⑥ | 4WDでチトワン国立公園をサファリ お目当てはベンガルトラやインドサイ |
⑦ | 前日と同じくチトワン国立公園をサファリ カヌーにも乗って楽しみます |
⑧ | 専用車でカトマンズへ 夜のフライトでバンコクへ |
⑨ | バンコクを経由して関西空港へ |
アンナプルナとチトワン
ポカラへ
カトマンズへは関西空港から直行便はないので、今回はタイのバンコク経由
バンコクではラウンジでのんびりして乗り換え
深夜にカトマンズへ到着です。すぐにホテルへ。翌日も早くから空港へ向かいます
少し遅れてポカラへ!
新しいポカラの空港は初めて! 立派になって国際空港になりましたが、中国融資なのでインド政府がインドからの便を認めず、色々問題もあるようです。オーバースペックな空港の建設費用も返済しないといけないわけで、他国のことながら心配になります。
6時間ほどで目指していたナウリコットへ到着です! ガスがかかっていて、ダウラギリは見えません。。。
ロッジ タサンビレッジ
今回ナウリコットに来た目的は、このロッジに泊まりたかったから
とてもきれいに掃除されていて、ヒマラヤの山奥に来ていることを忘れさせてくれるようなお宿です!
ロビーには暖炉が
ロビーは吹き抜けになっています
お部屋も快適! これに慣れたら、他のロッジに泊まれなくなっちゃいます!
水まわりも完璧。シャワーもお湯できちんと出ます。
ネパールの料理はもちろん
日本食も作ってくれます
更に寒い日は掘りごたつで夕食
朝ご飯はおかゆも出ます。
私はおかゆが苦手なので、洋食を食べました
朝になり、ガスが飛んでダウラギリが姿を現してくれました!
ジョムソン街道ドライブ
この日はトレッキング組とドライブ組に別れます。私はドライブ組へ同行。
最初に訪れたのはマルファという村。白い壁の家が多くて、とても美しい村です。
この村にとって日本はちょっと特別
歴史的には、日本人で初めてチベットへ潜入した河口慧海が滞在していた村。河口慧海の博物館もあります。そしてこのマルファはりんごの村として発展しましたが、そのりんごの栽培技術を教えたのが日本人の近藤亨氏です。りんごの花の時期でした!
美しい通りですよね。今は車道ができたので、ジョムソン街道としての交通量は減りました。初めて来た時は時は、まだ車道ができていなかったので、この細い道が交易路。ロバの商隊が列をなして通過していました。
ここでアップルブランデーを購入
リンゴ畑はきれいに整備されていました。
この上はきれいだぞ。って看板発見!
登ってみました マルファの村が伝統的なチベット形式の村だということがわかります。積み上げられた薪は、富の象徴。乾燥して樹木の少ないチベットエリアではとても貴重です。今はガスが普及しているのでかつて程の価値はないですが、薪を積む伝統が続いています。
マルファの中心、タシ・ラ・カン寺院を参拝
美しい村でした
次はムクチナートとムスタンの入口になるカグベニへ
圧倒的なパワーで地層が褶曲したのがわかるダイナミックな地形!
カグベニの村
これといった観光地はないですが、カグ・チェデ寺院へ
真面目な僧侶さんが、詳しすぎるくらい案内してくれました。もちろん英語です。
正直、ハードル高くて半分くらいしか理解できませんでした。。。反省。
チベット仏教の基礎知識がなければ、1/5もわからなかったと思います。内部は撮影していません。
この奥はムクチナートなのですが、標高が更に1000m上がり3800mになります。
ちょっと自信がないということで、タサンビレッジへ戻ることにしました。無理は厳禁ですからね!
戻ると、ニルギリが
ダウラギリも
はっきり見えて嬉しい!
日が暮れるとニルギリが美しく
翌朝も景色を堪能し
ポカラへ!
チトワン国立公園
ポカラではマチャプチャレを見たかったのですが、一瞬で終わってしまいました。。。残念。
ポカラは朝に立ち、チトワンへ向かいます。
寒かったアンナプルナから一気に夏の陽気のチトワンへ!ネパールという国の気候のバリエーションはすごいです。
ここでは町中をインドゾウが普通に歩いています。
チトワンでは少し歩くとインドサイにも出会えますよ!
ワニもいました。インドガビアル
魚を主食としていて、人間を襲わない最も安全なワニですよ。
バライロコセイインコ
インドブッポウソウ
散歩するだけで、他にも色々な鳥を見ることができました。
翌日は4WD(インド製)に乗って、本格的なサファリへ。
お目当てはトラです!!
川を渡って
インドガビアルがいました
4WDでサファリのスタートです!!
インドトサカゲリ
セキショクヤケイ 鶏のご先祖様ですね
インドクジャク 美しいですね!
羽を広げると
日本では冬鳥のジョウビタキに出会いました!
オオコガネゲラ
昼間なのにアオバズク
大きなインドサイが向かってきました
迫力ありました!!
そして遂に!! ベンガルタイガーが現れました!!!!!
遠いです。 でもね、ラッキー!!!
拡大してみましょう。 堂々とした風格ですね。まさにジャングルの王者。
しばらく水辺をウロウロして、茂みに入っていきました。
ハヌマンラングール
アクシスシカ
クロトキ
オオバンケン
わかりにくいけど、ナマケグマ
そして川を渡って、チトワンのホテルへ戻りました。
多くの動物とトラが観察できて、とてもよいサファリとなりました。
チトワン3日目
アカゲザル
ウオクイワシ
スキハシコウ
ヌマワニ インドガビアルと違って近寄ると危険なワニです!
アオショウビン
コウハシショウビン
いっぱい鳥を見て満足しました!!
最後はカトマンズへ戻り
ホテルで休憩して空港へ
ヒマラヤから熱帯のジャングルまで楽しみましたね!!
ご参加ありがとうございました。