マチャメルートから登るキリマンジャロ ④

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登山ガイドの沖本です!

2023年〜24年の年越しツアーは、キリマンジャロのマチャメルートを案内してきました!
お客様は関東からの2名様。2名だとどうしても参加費が高くなってしまうので、それに見合う満足度を提供できるかがガイドとしてのプレッシャーになります。バラフキャンプから下山までを記事にします。

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キリマンジャロマチャメルートの日程

関東のお客様なので、成田空港からエチオピア航空を使っての行程となります。

すべてテント泊となるので、日本人には一般的な山小屋を使うマラングルートより、難易度はちょっと上がります。でも登山として考えると、マチャメルートの方が登山道に変化があって楽しいですね!

成田空港よりソウル経由でアジスアベバへ
アジスアベバで乗り換え、キリマンジャロ空港へ。キリマンジャロの麓、モシのホテルへ
マチャメゲート(1800m)からマチャメキャンプ(3100m)へ
マチャメキャンプからシーラキャンプ(3845m)へ
シーラキャンプから4600mまで登り、バランコキャンプ(3900m)へ
バランコキャンプからカランガキャンプ(3995m)へ
カランガキャンプからバラフキャンプへ(4673m)へ
バラフキャンプからステラポイントを経て、キリマンジャロ・ウフルピーク(5895m)へ。ムエカキャンプ(3100m)へ下山
ムエカキャンプからムエカゲート(1640m)へ モシのホテルへ。
モシのマーケットなどを散策して、キリマンジャロ空港へ。アジスアベバへ。
ソウル経由で成田空港へ

キリマンジャロマチャメルート バラフキャンプから下山まで

ここまでは以下の記事を御覧ください。

マチャメルートから登るキリマンジャロ ①
2023年〜24年の年越しツアーは、キリマンジャロのマチャメルートを案内してきました! お客様は関東からの2名様。2名だとどうしても参加費が高くなってしまうので、それに見合う満足度を提供できるかがガイドとしてのプレッシャーになります。
マチャメルートから登るキリマンジャロ ②
アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロのマチャメルートを案内してきました!この記事ではマチャメゲートから、マチャメキャンプ、シーラキャンプまで。序盤の登山2日目までを紹介しています。
マチャメルートから登るキリマンジャロ ③
アフリカ最高のキリマンジャロ山のマチャメルートを案内してきました!一般的なマラングコースよりちょっと難易度の高いマチャメ、ここではバランコキャンプからバラフキャンプまでを記事にします。

キリマンジャロ マチャメルート / 沖本浩一さんの活動データ | YAMAP / ヤマップ

バラフキャンプからキリマンジャロ山頂往復アタック

どん兵衛ミニを食べて、深夜からアタック開始です。
真っ暗なので明るくなるまで写真は殆ど撮れません。この日は多くの登山者が山頂を目指していました。
富士山ほど混んではいませんが、海外の山にしたら非常に混んでいると思います。そのうち、キナバルや玉山のように入山規制が始まるような気がします。キリマンジャロに登り始めて25年、登山者は激増しています。

とにかく、キリマンジャロの登山はこの真っ暗な中、黙々と登る時がしんどい。いろいろなことを考えるけど、下山したら忘れている。
今回はお客さんが2人で体力もあるので、ケアがとても楽。

しんどい、しんどい、しんどいってみんなが思ってた頃、5756mのステラポイントに到着!
ステラポイントとはキリマンジャロのお鉢のポイントです。

ここまで来れば、山頂へ行けるのはほぼ確実!! 時間も早くて、非常に順調です。

とはいえ、しんどいのは変わりません。スタッフもしっかりサポート。
荷物持ってもらうのも、引っ張ってもらうのも恥ずかしいことじゃないです。

しっかり一歩一歩歩けばいい

だんだん明るくなってくる。夜明け前が一番寒い。

自分の荷物を持つことすらしんどい。

赤道直下の氷河が見えてきました。

憧れの山頂が迫ってきた!

登頂おめでとう!!

しんどかったけど、頑張った!! ZARAのスタッフもありがとう!

私達が写真を撮った後から、大混雑に!

Kさん おめでとう!! ほとんど眠ってない中での登頂。根性見せてもらいました!

Uさん おめでとう! 3日目はどうなるかと思いましたが、見事に復活しました!

さて、下山です!! 空気の濃い所目指しましょう!

氷河ともさようなら

下山はステラポイントまであっという間。

ステラポイントから下は、富士山のような登山道。

そして、バラフキャンプまで下山して軽い食事の後、仮眠。
みんな死んだように寝ました(笑)

バラフキャンプは4673mですが、さらにこの後3100mのムエカキャンプまで下ります!

充実感と疲れが混在して、変なテンションで下っていきます。

ワイルドプロテア

サンバード(タイヨウチョウ)

疲れ切った頃に、ムエカキャンプ(3100m)へ! やりきった!

キャンプは森の中。酸素も濃い。

麓からポーターが新鮮な食材を持ってきてくれた。山では最後の夕食。

ムエカキャンプ(3100m)からムエカゲート

最後の朝食! フルーツが美味しい。
エネルギーを摂るための食事から、味を楽しむ食事へと変わりました。

ガンガンと下りていきましょう!

たまにぬかるみますが、歩きやすい道になります。

森はどんどんと緑が濃くなります。

道が広くなってくると、ムエカゲートまではもう少し!!

やり切りましたね!!

無事に登山が終了して、ほっとしました!!

登頂証明書の手続きをして

売店を目指します!!

目指すはビール(笑)
選ぶのはもちろん、キリマンジャロビールです。

きっと人生で一番美味しいって思えるビール。大変だけどこの仕事をやって良かったと思う瞬間。

しばらくは余韻に浸りましょう

登頂証明書をGETして、お土産を買って

特別にルート上にないバオバブの木まで行ってもらいました。感謝!!

モシの街から帰国まで

ホテルへ帰ってきました!

遅くなった昼食を頂いて、その後はホテルでゆっくり。
チキンもコーラも美味しい(笑)

最終日はモシの散歩。エチオピア航空では、サファリをする時間はないので。
日本だと怒られる線路の散歩。現地では普通です。キリマンジャロが正面に見えるはずなのですが、またまた雲が邪魔しています。

アフリカに通いだして30年! バックパッカーやっていて良かったなぁ〜と思います。

活気ある市場の散策は楽しい!!
海外ではスーパーだけじゃなく、こういった市場は絶対に歩きたい。買うものはないけど(笑)

帰りはトゥクトゥクで! 狭いのにおっさん3人ろ詰め込んで帰りました。

ビールを飲みながら、空港への送迎待ち。

帰りの飛行機は写真ないけど、順調に成田まで帰ってきました。

動画まとめてみました!!

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